出版社内容情報
加害と被害の近現代史をともにもつ日本と韓国。日韓の歴史教師たちがその歴史を見つめ直し、和解と共存の可能性を探る。
加害と被害の近現代史をともにもつ日本と韓国。日韓の歴史教師たちが12年におよぶ議論を重ね、互いの歴史を見つめ直し、門戸開放から現在までを描きだす。摩擦から目をそらさず、和解と共存の可能性を探る。
プロローグ ともに記憶し、ともに書く日本と韓国・朝鮮の近現代史
第1章 近代国家の樹立、近代人の生き方
1 断髪がかたる新しい時代
2 民あっての国家か、国家あっての民か
3 韓朝鮮が進む道は
4 朝鮮をめぐる日本と清との戦い
5 共帝国主義の侵略に対抗したアジアの連帯
第2章 帝国主義日本の植民支配と解放闘争
6 日露戦争と日本による韓国の植民地化
7 日本、武力で朝鮮を支配する
8 抵抗する人々
9 植民地時代の京城の人々
10 東アジアの民衆がとともにたたかう
11 中国革命の熱い熱気
第3章 戦争、そして平和に向かう長い道すじ
12 日本の侵略に対抗して朝鮮と中国が手を握る
13 若者たちが戦場に追いたてられる
14 アジアの人々が苦痛をなめる
15 南北に分けられた朝鮮半島
16 同族間の悲劇、6・25戦争
17 アメリカが敗北したベトナム戦争
18 日韓条約、残された課題は
19 ハルモニたちの涙が今も流れる
第4章 経済成長と民主主義の発展
20 男女平等を求めた長い道のり
21 反核平和を求める日本の市民運動
22 1970年代朝鮮半島の南と北
23 高度成長でくらしが変わる
24 「産業戦士」の汗と涙が韓国経済を繁栄させる
25 繰り返される教科書問題と市民運動
26 1987年6月、民主主義をさけぶ
第5章 平和共存の東アジアのために
27 「命どぅ宝」は沖縄の叫び
28 駐韓米軍と平和を願う人々
29 休戦ラインを越えて鉄馬は走りたい
30 多文化共生社会を指向する日本と韓国
31 「竹島」と「独島」
エピローグ 若者たちの東アジア宣言
【著者紹介】
1949年創立。すべての子どもたちが主権者として育つために、「楽しくわかる社会科授業づくり」をめざして、全国で研究・教育活動をおこなう。『歴史地理教育』を発行。
内容説明
未来をともに設計するために、互いの歴史を見つめあう。異なる歴史認識をもつ日本と韓国。両国の歴史教師たちが、摩擦から目をそらさずに、12年におよぶ議論を重ね、門戸開放から現在までを描きだす。和解と共存の可能性を探るために。
目次
第1章 近代国家の樹立 近代人の生き方(断髪が語る新しい時代;民衆あっての国家か、国家あっての民衆か ほか)
第2章 帝国主義日本の植民地支配と解放闘争(日露戦争と日本による韓国の植民地化;日本、武力で朝鮮を支配する ほか)
第3章 戦争、そして平和に向かう長い道すじ(日本の侵略に対抗して朝鮮と中国が手を握る;若者たちが戦場に追いたてられる ほか)
第4章 経済成長と民主主義の発展(男女平等を求めた長い道のり;反核平和を求める日本の市民運動 ほか)
第5章 平和共存の東アジアのために(「命どぅ宝」は沖縄の心の叫び;駐韓米軍と平和を願う人々 ほか)