出版社内容情報
国際人道法、国際刑事法、日本近現代史などを専門とする第一線の研究者たちが、東京裁判の歴史的意義と問題点を根本的に検討する。
日本、中国、韓国、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド等の、国際人道法、国際刑事法、日本近現代史などを専門とする第一線の研究者たちが、「勝者の裁き」とされる東京裁判を新たな視点から分析する。
【著者紹介】
広島市立大学広島平和研究所教授。著書に『知られざる戦争犯罪』(大月書店、1993年)『戦争犯罪の構造 日本軍はなぜ民間人を殺したのか』(共編著、大月書店、2007年)ほか。
内容説明
東京裁判の歴史的意義と問題点を根本的かつ総合的に検討する。
目次
第1部 総合的分析
第2部 被告人
第3部 判事
第4部 訴訟手続き
第5部 裁かれなかった犯罪―中国と朝鮮
第6部 裁かれなかった犯罪―「慰安婦」
第7部 裁かれなかった犯罪―原爆投下、戦略爆撃、アヘン貿易
第8部 今日的意味
著者等紹介
田中利幸[タナカトシユキ] [McCormack,Tim]
広島市立大学広島平和研究所教授。西オーストラリア大学にて博士号取得
マコーマック,ティム[マコーマック,ティム] [Simpson,Gerry]
メルボルン大学法学部教授。2010年より国際刑事裁判所に国際人道法に関する特別アドバイザーを務める。2002年から2006年、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷ミロシェビッチ裁判にアミカス・キュリエとして関わった。2003年から2007年には、アルカイダ・テロ支援の罪で米国軍事裁判にかけられたオーストラリア人、デイビッド・ヒックスの弁護団の戦争法関連法律顧問を務めた
シンプソン,ゲリー[シンプソン,ゲリー]
メルボルン大学法学部教授、メルボルン大学法学部アジア太平洋軍事法研究センター長。1998年、国際刑事裁判所設置のためのローマ会議における豪州代表団メンバー。1995年から1998年、豪州政府外務貿易省法律アドバイザーを務める。アムネスティーをはじめさまざまなNGOの法律アドバイザーとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジャケット君