出版社内容情報
災害と開発、差別と後進を強いられながら「生存」の足場を創る試みがなされた東北。その歴史を掘り起こし3.11後の現在と往還する
災害と開発、差別と後進のもとにおかれたがゆえに、「東北」では、医療や生活改善など「生存」の足場を創る試みがなされてきた。その歴史的蓄積を掘り起こし、3.11後の現在と往還する歴史実践。歴史学の未来へ向けた挑戦。
第?T部 歴史から3.11へ
第1章 災害と開発から見た東北史(岡田知弘)
第2章 近代日本と東北・東北人論(河西英通)
第?U部 歴史から築く「生存」の足場
第3章 近現代東北の転換点――戦時期「人口問題」と地域社会(川内淳志)
第4章 近現代日本の地域医療と岩手の医療保健運動(高岡裕之)
第5章 いのちを守る農村婦人運動――「生存」の足場を創る歴史の試み、岩手県和賀(大門正克)
第?V部 東北から3.11後の歴史へ
第6章 三陸の歴史と津波――海と人のつながり(川島秀一)
補論1 気仙沼で海とともに生きる(清水敏也)
第7章 「生存」の足場を創る試み――小学六年生の「震災復興まちづくりプラン」(徳水博志)
補論2 内と外の東北の断層(安倍甲)
終章 「生存」の歴史――その可能性と意義(大門正克)
「生存」の歴史を語り継ぐ――あとがきにかえて(石井勤)
【著者紹介】
横浜国立大学教授
内容説明
災害と開発、差別と後進のもとにおかれたがゆえに、近現代「東北」では、医療や生活改善はじめ、「生存」の足場を創る試みがなされてきた。その歴史的蓄積を掘り起こし、「3.11後」の現在と往還する歴史実践。
目次
第1部 歴史から3.11へ(災害と開発から見た東北史;近代日本と東北・東北人論)
第2部 歴史から築く「生存」の足場(近現代東北の転換点―戦時期「人口問題」と地域社会;近現代日本の地域医療と岩手の医療保健運動;いのちを守る農村婦人運動―「生存」の足場を創る歴史の試み、岩手県和賀町)
第3部 東北から3.11後の歴史へ(三陸の歴史と津波―海と人のつながり;気仙沼で海とともに生きる;「生存」の足場を創る試み―小学六年生の「震災復興まちづくりプラン」;内と外の東北の断層;「生存」の歴史―その可能性と意義)
著者等紹介
大門正克[オオカドマサカツ]
1953年生まれ。横浜国立大学教授/歴史学、近現代日本社会経済史
岡田知弘[オカダトモヒロ]
1954年生まれ。京都大学教授/経済学、地域経済論、地域形成史
川内淳史[カワウチアツシ]
1980年生まれ。歴史資料ネットワーク事務局長/歴史学、近現代日本の地域史・医療史
河西英通[カワニシヒデミチ]
1953年生まれ。広島大学教授/歴史学、近現代日本の社会・文化論
高岡裕之[タカオカヒロユキ]
1962年生まれ。関西学院大学教授/歴史学、近現代日本の社会・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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