内容説明
著者は、太平洋戦争末期に陸軍日本語学校で学び、日本人捕虜の尋問、情報収集活動を経て、1945年秋敗戦直後の日本に上陸し、その後1年間東京でGHQの語学将校として勤務した。この間、マッカーサにあてた日本人の手紙や戦犯裁判の証拠文書の翻訳、日本国内の旅行などを通じて激変の日々を体験した。「熊沢天皇」の出現、BC級戦犯裁判、「民主主義ブーム」等々、興味深い事件が歴史家の鋭い批判力をもって活写される。
目次
日本へのあこがれ
日本語事始
陸軍日本語学校の思い出
実践訓練
フィリピン戦線へ
降伏使節を迎えて
日本上陸
ATIS将校として
マッカーサーへの手紙
私のマッカーサー観
私の憲法観
改革の動き―動と静
熊沢天皇の出現
横浜法廷
デモクラシー・ブーム・英語ブーム・キリスト教ブーム
2人の自殺者
上海への旅
ミカド
“東京裁判”傍聴
帰国
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- 和書
- 山田の推理英熟語 オモ参