出版社内容情報
銃後の体験を記録し、多くの反響を呼んだNHKのシリーズ「市民たちの戦争」。貴重な証言の数々を未放送の部分も含めて書籍化。
戦争を体験した人々が長く封じ込めてきた記憶や思いを記録し、その圧倒的なリアリティが多くの反響を呼んだNHKのシリーズ「市民たちの戦争」。これまでに放送された19回分をテーマごとに構成し、未放送の証言も含めて書籍化。
?T 悲劇の島 語れなかった記憶―沖縄・伊江島
“朝鮮人軍夫”の沖縄戦
?U 楽園の島は地獄になった―テニアン島
戦火に引き裂かれた家族―フィリピン・ダバオ
?V “還らざる島”からの脱出 北方四島の戦争
“引き揚げ”の嵐の中で―京城帝国大学 医学生の戦争
内容説明
日本人から戦争の記憶が消える前に―体験者が次代に託す、覚悟の証言。追い詰められた末の「集団自決」、終戦後も続いたソ連軍の侵攻、日本本土への命がけの引き揚げ、現地に取り残された残留孤児…。敗戦前後に人々を襲った苦難と悲惨。シリーズ全3巻完結。
目次
1(悲劇の島 語れなかった記憶―沖縄・伊江島;“朝鮮人軍夫”の沖縄戦)
2(楽園の島は地獄になった―テニアン島;戦火に引き裂かれた家族―フィリピン・ダバオ)
3(“還らざる島”からの脱出 北方四島の戦争;“引き揚げ”の嵐の中で―京城帝国大学 医学生の戦争)
著者等紹介
吉田裕[ヨシダユタカ]
1954年、埼玉県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授
一ノ瀬俊也[イチノセトシヤ]
1971年、福岡県生まれ。埼玉大学教養学部准教授
佐々木啓[ササキケイ]
1978年、埼玉県生まれ。茨城大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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