内容説明
実用的な白熱灯、照明・電力システム、電話と発電機の改良、蓄音機、映画用カメラ、電気自動車…エジソンが取得した特許はほぼ1100にものぼる。最新の設備と有能な人材による産業研究所を設立し、技術革新を組織的に追求するシステムを構築、電力産業・音楽産業・映画産業を創出したエジソンの評伝。
目次
第1章 光の祭典
第2章 好奇心と想像力
第3章 いたずら好きな電信技手
第4章 新進の発明家
第5章 魔術師
第6章 電灯
第7章 システムを築く
第8章 ウェストオレンジ
第9章 二〇世紀へ
著者等紹介
ギンガリッチ,オーウェン[ギンガリッチ,オーウェン][Gingerich,Owen]
ハーヴァード大学名誉教授(天文学・科学史)。スミソニアン天文物理観測所名誉上級天文学者。2006年夏のIAU(国際天文学連合)惑星定義委員会では議長を務めた
アデア,ジーン[アデア,ジーン][Adair,Gene]
1981年から出版界の仕事に従事し、テネシー大学出版部で販売部長を務める。教師や新聞記者の経験もあり、植物学者ジョージ・ワシントン・カーヴァーの若年層向けの伝記や、アルフレッド・ヒッチコックの生涯を描いたAlfred Hitchcock:Filming Our Fears(Oxford University Press)を著す。映画研究でコロンビア大学美術学修士号を取得
近藤隆文[コンドウタカフミ]
1963年生まれ。一橋大学社会学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がんぞ
3
読書(買い与えた書物と図書館利用)と実践(科学実験と販売員の体験)で自らを作り上げた典型的理想的なアメリカ人。はじめ“二重電信”(行き帰り、双方から信号を送る)を開発したが先駆者がいた…蓄音機開発から二年後、白熱電球の開発を宣言し…/電源が液電池に限られ用途は電信が主だった時代から、水力発電機さらに火力発電により送電で照明・工場動力さらに移動…エジソンは電気機関車をかなりな程度、開発していたが他のものが研究と実用化を引き継いだ。また電気自動車も考えていた。千以上の特許、電化製品はアメリカ民主主義を強化した2018/10/16




