内容説明
1925年、24歳で単身サモアへ渡り、そこでのフィールドワークをまとめた『サモアの思春期』がアメリカでベストセラーとなる。多くの著作とともに、マスメディアへの露出、一般向けの講演を精力的にこなしながら、自分たちの文化がすぐれているのがあたり前だという考え方に挑戦した人類学者ミードの評伝。
目次
第1章 人類学者への道のり
第2章 『サモアの思春期』と『ニューギニアにおける成長』
第3章 ニューギニアの男性と女性
第4章 グレゴリー・ベイトソンとともにバリ島へ
第5章 戦時に国を助ける
第6章 有名人として
著者等紹介
ギンガリッチ,オーウェン[ギンガリッチ,オーウェン][Gingerich,Owen]
ハーヴァード大学教授(天文学・科学史)。スミソニアン天文物理観測所上級名誉天文学者。2006年夏のIAU(国際天文学連合)惑星定義委員会では議長を務めた
マーク,ジョーン[マーク,ジョーン][Mark,Joan]
ハーヴァード大学ピーボディー考古学・民族学博物館の人類学史研究助手
西田美緒子[ニシダミオコ]
翻訳家。津田塾大学英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山のトンネル
5
220円。2022/12/21
しょちかくのかたまり
0
人間性や思考の過程について、相当わかりやすく叙述されている。このシリーズもっと読みたい。ただ、文献案内、読書案内がないのは絶対にいかんだろ、このシリーズの特徴からかんがえれば。2013/03/25
とらい
0
文化人類學の何かの足しになるかと思ったけど、フィールドワークについて少しわかったくらゐだった。2012/08/25
みそ
0
著作『サモアの思春期』はじめ、たくさんの批判があるマーガレット·ミードだけど、本人のことあまり知らなかったので手始めとして読みました。厚さ、内容の易しさもとても読みやすかったけど、図版クレジットはあれど文献一覧がないのがとても悪い。2022/01/16