内容説明
イギリス王立研究所でのクリスマス講演を再現。斯界の第一人者が語る、音楽の科学への道案内。
目次
第1章 音楽とは何か
第2章 楽器の本質
第3章 科学、弦楽器、シンフォニー
第4章 テクノロジー、トランペット、曲
第5章 音階、シンセサイザー、サンプラー
第6章 反射、残響、リサイタル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れどれ
3
その道に明るくない人間にも呑み込みやすくキャッチーに、音、音楽、楽器を科学的に解き明かしてくれる。実際の解析から学ぶよりか、いかなアプローチで解明されるものなのかを感得させてもらった。データを参照しつつところどころ主観的な意見が差し込まれるのも面白い。2018/10/10
1_k
2
一般大衆向けのクリスマス講座ということで、それほど突っ込んだ内容ではない。また、原著が20年くらい前の本なので、解析的な手法や計測技術は今見ると古臭い。ちょっと気軽に読んでみる、程度の内容か。だが、専門家が大衆へ如何に分かりやすく伝えられるか努力する姿勢は非常に勉強になる。分かりやすく、なおかつ正しいことを伝える。容易なことではない。しかし、B&Kをブリュール&ヘールなんて訳すのは初めて見た(現地人の技術営業の人はブリューエル・ケヤーとかカヤーとかいった感じの発音してた)。イギリス式にはこう読むの?2014/03/26
tad
1
王立研究所の教授などを務めた光学科学者であり、多様な楽器の演奏経験もある筆者による、音楽と科学についての連続講演をもとに作られた本。子供や、楽器や音の科学的説明を理解したい演奏者などに、これを直接読ませるよりも、指導者が参考にできそうな内容。内容は音とは何か、耳の構造から、各楽器の振動についての概要。講義の中で行った(PCとスピーカーがあれば)簡単に再現可能な実験も記載されているので、参考にすることもできる。2025/01/21
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