内容説明
反原発、反ヘイト・スピーチ、戦争法反対運動など、3.11後に生みだされた新たな抵抗のかたち。抑圧的な政治・社会に抗す力を蓄え、さまざまな運動や人々とつながる基層としての文化を探る。
目次
特集 文化が紡ぐ抵抗/抵抗が鍛える文化(文化が紡ぐ抵抗/抵抗が鍛える文化―特集にあたって;インタヴュー しなやかに人と人をつなげていく;叛乱の音/音の叛乱―日本語ラップとポリティクス;経験の共同と変革主体形成について―知識人と運動/政治とのかかわりをめぐって;若者のコンサマトリー化と民主主義の再創造;「死民」の闘い―石牟礼道子における近代批判の思想;インタヴュー 出版“文化”内部からのヘイト本への“抵抗”)
思想のフロンティア(思考の運動と思想家の生―マックス・ウェーバーの伝記とアクチュアリティ;エコロジー危機と現代社会―環境レジーム形成と資本主義の今後)
レヴュー・エッセイ(「文系廃止・軽視」への反撃―ネオリベをその知識・認識論からも反駁する必要;民主的主体の現れの契機となるものは何か―「平和」の視点から『民主主義を学習する』を読む)
研究論文 グラムシ『獄中ノート』中期草稿における陣地戦論の展開についての一考察
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