戦争抵抗の倫理―大戦期アメリカの良心的戦争拒否者たち

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戦争抵抗の倫理―大戦期アメリカの良心的戦争拒否者たち

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272431069
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

第一次・第二次大戦下のアメリカで、投獄や拷問、周囲の冷遇に耐えながら、徴兵などの戦争協力をあくまで拒否した者たち。膨大な史料から浮かび上がる思想と行動が、戦争を目の当たりにする現代の読者に重い問いを投げかける。

[目次]

序章 戦争抵抗における道徳的信念と市民責任

第I部 アメリカの戦争抵抗の伝統

第1章 キリスト教平和主義小宗派――反戦クェーカー教徒の苦難
第2章 19世紀の平和運動のなかでの良心的戦争拒否の思潮
第3章 ヘンリー・ディビッド・ソローの市民的不服従

第II部 第一次世界大戦下の良心的戦争拒否者たち(1917?1918)

第4章 第一次世界大戦時の徴兵制と良心的兵役拒否
第5章 良心的兵役拒否者に対する社会の理解と処遇
第6章 平和教会の良心的兵役拒否――「永遠のいのち」か「永遠の罪責」か
第7章 平和教会外の良心的兵役拒否――倫理的個人主義と市民責任

第III部 第二次世界大戦下の良心的戦争拒否者たち(1940?1945)

第8章 第ニ次世界大戦時の徴兵制と良心的兵役拒否
第9章 ユニオン・エイト――8人の神学生による徴兵登録拒否
第10章 民間公共奉仕からの離脱――「共に二里」ゆくことを拒んで
第11章 戦争絶対拒否者たち――良心の自由のための非暴力直接行動

終章 戦争抵抗の可能性


内容説明

第一次・第二次世界大戦下のアメリカで、兵役などの戦争参加をあくまでも拒否した若者たち。民主主義社会における良心の自由や市民責任はどうあるべきか。膨大な史料から浮かび上がる思想と行動が、現代の私たちに重い問いを投げかける。

目次

序章 戦争抵抗における道徳的信念と市民責任
第1部 アメリカ戦争抵抗の伝統(キリスト教平和主義小宗派(1)―反戦クェーカー教徒の苦難
キリスト教平和主義小宗派(2)―「公共」における市民責任と良心の自由
19世紀の平和運動の中での良心的戦争拒否の思潮
ヘンリー・デイビッド・ソローの市民的不服従)
第2部 第一次世界大戦下の良心的戦争拒否者たち(1917~18年)(第一次世界大戦時の徴兵制と良心的兵役拒否;良心的兵役拒否者に対する社会の理解と処遇;小宗派の良心的兵役拒否―「永遠のいのち」か「永遠の罪責」か;非小宗派の良心的兵役拒否―倫理的個人主義と市民責任)
第3部 第二次世界大戦下の良心的戦争拒否者たち(1940~45年)(第二次世界大戦時の徴兵制と良心的兵役拒否;ユニオン・エイト―8人の神学生による徴兵登録拒否;民間公共奉仕からの離脱―「共に二里」ゆくことを拒んで;戦争絶対拒否者たち―良心の自由のための非暴力直接行動)
終章 戦争抵抗の可能性

著者等紹介

師井勇一[モロイユウイチ]
明治大学国際日本学部客員教員。専門は、文化・歴史社会学、平和学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa

53
もし隣国が襲ってきて、抵抗もせずに殺されるのか?話し合いで解決できるとでも信じているのか?今すぐ改憲して武装すべきだ!そんな声が年々大きくなる。なんか違うと感じているけど、面倒だから何も言い返さない。僕は他人に戦わせる前提の商業的武装支持者が苦手だ。子どもを国に兵士として差し出すなんて冗談じゃない。本当に血を流す以外の手を尽くしたのか?絶対に無理だと確かめたのか?手っ取り早い手段など全て間違いだ。国が僕らのためにあるべきで、僕らが国のために生きてたまるか。頭お花畑?花も咲かない枯れた脳みその調子はどうだ?2022/11/19

oldman獺祭魚翁

40
アメリカにおける、良心的徴兵忌避者の建国から第二次大戦までの歴史を考察した本。多様なプロテスタントの小宗派が集まったアメリカ。その中には非戦主義・無抵抗主義を教義とするメノナイト(ブレザレン・アーミッシュ等)、クェーカー教徒(フレンド派)が存在していた事を中心に書かれている。基本的には論文の加筆修正だけにあまり読み易いとは言えないが、こういう考察は少ないが故に勉強になる。 2022/08/17

テツ

20
第二次大戦時の米国における良心的戦争拒否について。どんな状況であろうが自らの属するコミュニティに対して個人は何らかの貢献をしなければならないとは思うけれど、その時点で求められる貢献の形が自らの思想信条と決定的に相反するものなのだとしたら、拒否する権利は当然あるべきだろう。戦争を忌避するのは人がたくさん死ぬからではない(勿論それも嫌だけれど) 個人の抱える違和感や嫌悪感を無視し繊細さを削ぎ落とし、思考や判断などすることのない国家の構成員として一丸とならなければならない空気でこの世が満ち満ちてしまうからだ。2022/10/19

Go Extreme

1
戦争抵抗における道徳的信念と市民責任: アメリカ戦争抵抗の伝統: キリスト教平和主義小宗派 19世紀の平和運動の中での良心的戦争拒否の思潮 ヘンリー・デイビッド・ソロー 第一次世界大戦下の良心的戦争拒否者たち: 第一次世界大戦時の徴兵制と良心的兵役拒否 良心的兵役拒否者に対する社会の理解と処遇 小宗派の良心的兵役拒否 非小宗派の良心的兵役拒否 第二次世界大戦下の良心的戦争拒否者たち: 第ニ次世界大戦時の徴兵制と良心的兵役拒否 ユニオン・エイト 民間公共奉仕からの離脱 戦争絶対拒否者たち 戦争抵抗の可能性2022/07/12

ジュリアン

0
「汝殺すなかれ」の教義に忠実であろうとするばかりでなく、兵役免除の条件としての代替奉仕も拒否する人たちがいた。それは、万人に思想信条の自由を保障するアメリカにおいて、戦争に正義はないという自己の信念を守り兵役免除される「代わりに」奉仕を課されるのは、筋違いだったからである。彼らは、無条件で保障されるべき良心の自由を、条件付きで認めてもらおうとは思わなかった。2024/05/27

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