抵抗と絶望―植民地朝鮮の記憶を問う

個数:

抵抗と絶望―植民地朝鮮の記憶を問う

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 305,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272430970
  • NDC分類 221.06
  • Cコード C0010

出版社内容情報

現代韓国を代表する文学研究者・金哲の透徹した論考。日本の植民地支配期から今日にいたるまでの植民地主義の構造を鋭く抉る。

現代韓国を代表する韓国文学研究者である金哲の透徹した論考。日本の植民地支配期から「解放」前後、そして今日にいたるまでの韓国社会の姿を「民族」という概念を軸に見通し植民地主義の構造を鋭く抉る。日本独自編集。


◆推薦

柄谷行人
「本書における、韓国で支配的な言説への完膚なきまでの批判は、近代日本のあり方を見なおす上でも、不可欠である。」

朴裕河
「現代韓国知性の先端を行くこの本は、きっとあなたの心を打つに違いない。その透徹した自己凝視の拠って立つ根源を見ることによって。」

序章 喉に刺さったとげ――植民地の記憶と「親日派」
第一章 「国民」という奴隷――抵抗史とファシズム
第二章 「民族」が語られるとき――自己欺瞞と忘却
第三章 植民地的無意識とは何か――朝鮮の満州
第四章 「朝鮮人」から「東洋人」へ――植民地朝鮮における「近代の超克」論
第五章 「欠如」としての国(文)学――「民族学」=「国家学」の誕生
第六章 愛国と売国――われわれの自画像
第七章 日帝の清算――「私たちは安泰に過ごしている」
終章 抵抗と絶望
(解説=沈熙燦・磯前順一)

【著者紹介】
1951年生まれ。延世大学校国語国文学科教授。著書に、『眠りなき時代の夢』(文学と知性社、1987年)、『具体性の詩学』(実践文学社、1993年)、『国文学を超えて』(国学研究院、2000年)、『「国民」という奴隷――韓国文学の記憶と忘却』(三人、2005年)、『腹話術師たち――小説で読む植民地朝鮮』(三人、2005年)、『植民地を抱いて』(亦楽、2009年)など。韓国の近現代のテクストを対象に、植民地主義、民族主義、ファシズムの様相の分析を主要な研究テーマとしている。

目次

序章 喉に刺さったとげ―植民地の記憶と「親日派」
第1章 「国民」という奴隷―抵抗史とファシズム
第2章 「民族」が語られるとき―自己欺瞞と忘却
第3章 植民地的無意識とは何か―朝鮮の満州
第4章 「朝鮮人」から「東洋人」へ―植民地朝鮮における「近代の超克」論
第5章 「欠如」としての国(文)学―「民族学」=「国家学」の誕生
第6章 愛国と売国―われわれの自画像
第7章 日帝の清算―「私たちは安泰に過ごしている」
終章 抵抗と絶望

著者等紹介

金哲[キムチョル]
1951年生まれ。延世大学校国語国文学科教授。韓国の近現代のテクストを対象に、植民地主義、民族主義、ファシズムの様相の分析を主要な研究テーマとしている

田島哲夫[タジマテツオ]
1949年生まれ。延世大学校国学研究院専門研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

0
韓国の反日言説は植民地時代からの日本への従属の深さに基づくものであった。1920年~30年に生まれた朝鮮人は日本語教育を受けていたので、終戦後ハングル教育を強制され困惑した。この世代の作家は日本語で書いた文章をハングルに翻訳する苦労を強いられたそうだ。初めから韓国語で教育を受けたハングル世代は、日本帝国主義の残滓の清算というスローガンの下、植民地時代の慣習と言語で育った世代を徹底排除した。民族史の連続性と純粋性を求める神話は、20世紀前半の歴史を一時的な汚染と規定。最も反日意識の強い政権を支えているのだ。2015/07/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9586600
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品