出版社内容情報
世界的な資本主義と福祉の危機に対する多様な福祉国家論の論点を整理し、マルクス主義の社会発展の展望のなかで、福祉国家はどう位置づけられるのかを解明する。そのうえで、福祉を完全に保障する新しい社会経済システムを探求。
【著者紹介】
京都大学経済学部中退。1967年より日本共産党中央委員会勤務。国際部長、政策委員長、常任幹部会員を歴任。元参議院議員。主な著書『21世紀と社会主義』、『資本主義か社会主義か』『ソ連はどういう社会だったのか』(すべて新日本出版社)、『カール・マルクスの弁明』『レーニンの再検証』(大月書店)
内容説明
社会主義への展望のなかで福祉国家はどう位置づくのか。
目次
第1章 多種多様な今日の福祉国家論
第2章 マルクス主義と福祉国家
第3章 福祉国家の課題と社会民主主義の限界
第4章 ヨーロッパの危機と左翼勢力(ロレンツォ・ジャノッティ)
第5章 「新しい社会経済システム」の探求
補論 若干の新しい理論的諸問題について
著者等紹介
聽涛弘[キクナミヒロシ]
1935年生まれ。京都大学経済学部中退、1960~64年に旧ソ連留学、日本共産党国際部長、政策委員長を歴任。元参議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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