内容説明
『古事記』の時代から現代まで、日本史の底を流れる思想潮流と仏教との葛藤の渦―40年にわたり親鸞の声に耳を澄ませてきた在日朝鮮人の著者が、日本と朝鮮、自分自身の生涯とともに、歴史の闇に深い眼差しをそそぐ大著。五年の歳月をかけた集大成。
目次
月愛三昧―月明かり
「愛別離苦」
ジネンニイキルナラ
「じぶん」
自分とは何か
ボクハモウダメ
「一文不通のともがらの―」
言葉の知恵の明暗
二河白道
慈悲と悪人〔ほか〕
著者等紹介
高史明[コサミョン]
1932年山口県下関市生まれ。在日朝鮮人二世。高等小学校中退後、独学、さまざまな職業を経て、作家生活に入る。1975年日本児童文学者協会賞、第15回青丘賞、1993年第27回仏教伝道文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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