男が暴力をふるうのはなぜか―そのメカニズムと予防

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男が暴力をふるうのはなぜか―そのメカニズムと予防

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  • サイズ B6判/ページ数 228,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272420131
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0011

内容説明

暴力を引き起こす男性性の論理を分析し、その予防法を三段階で提案。さらに「暴力で誰が得をしているのか」という問題にまで踏み込み、支配層による政治的レトリックを暴き出す。ジェンダー平等と非暴力の地平を見据える比類なき暴力論。

目次

序論 暴力を予防するための二つのアプローチ
第1章 恥と自我の死
第2章 暴力の社会的原因
第3章 男らしさの証としての暴力
第4章 暴力の新しい理論
第5章 暴力の少ない社会をつくるために
第6章 第二次予防=早期介入
第7章 第三次予防=治療的介入
第8章 暴力で誰が得をするのか

著者等紹介

ギリガン,ジェームズ[ギリガン,ジェームズ][Gilligan,James]
1935年生まれ。ハーバード医学校教授を経て、現在ニューヨーク大学教授。専門は精神医学。ハーバード医学校在籍時は、マサチューセッツ刑務所で25年間にわたって犯罪者の精神医療に携わり、「暴力研究センター(the Center for the Study of Violence)」の所長を務める。クリントン政権時にその実績を買われ、大統領から「反青少年暴力国民キャンペーン(the National Campaign Against Youth Violence)」の評議委員に任命された

佐藤和夫[サトウカズオ]
1948年生まれ。千葉大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

71
「犯罪は共和党にとって有利である」(P214)保守の候補者、死刑擁護者が支持するように戦争をはじめとする「暴力」は常に本質から目をそらさせるため利用されてきた。富裕層と貧困層の格差を拡大させることは彼らにとって経済的利益をもたらす。暴力の根底にあるのは「差別」などの「恥」の意識である。社会が不平等になればなるほど「暴力」は拡大するし、支配階級にとって何らかの強力な利益である。2014/05/26

くさてる

2
25年にわたって刑務所での精神医療に携わってきた精神医学の専門家による著書。貧困や社会的資源の乏しさなどの社会的原因から、恥に対する概念や自身の尊厳などの個人的要因にいたるまで、そのメカニズムがコンパクトに、説得力ある内容でまとまっている。けれど同時に、それを予防する為にここで提案されている方法が多くの人に受け入れられることは難しいのではないかと思わされ、「暴力」にまつわる人々の思い込みや文化的スティグマについてまで考えさせられた。2012/05/26

メルセ・ひすい

2
14-76 必読書★5 ●佐藤教授の解説付き。米国の正義のための膨大な暴力は繰り返し、繰り返し戦争会社ロビイストの強欲もあり、常套手段的、聖書のいう 目には目 歯には歯?? 基督教国としての残虐行為が繰り返されている。そして黄色人種に対して原爆2発核 反応別の人体実験的?投下も…強欲と暴力を引き起こす、男性の論理を分析し、予防法を3段階で提案。「暴力で誰が得をしているのか」という問題にまで踏み込み、支配層による政治的レトリックを暴き出す。ジェンダー平等と非暴力の地平を見据える暴力論。 Y(>_<、)Y 2011/03/09

エドバーグ

1
書名が内容を正確に表していないと思います。原題のPreventing Violenceが示す通り暴力予防のほうが 腹落ちがすっきりします。絶対的な貧困が暴力や戦争の原因ではなく、相対的な貧困 すなわち 社会から役にたたないと規定された人がその恥を取り返すために 暴力を振う。 暴力を振るう際に相手の恐怖を見て自らの存在を確かめているという分析が新鮮でした。 刑罰の重罪化ではなく相対的な貧困 格差を是正することが暴力を予防する最も効果的な対策であることを数字を用いて分析しており、相当な説得力がありました。2016/04/23

鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)

1
ちょっとアレなタイトルですが、原題直訳は「暴力を予防する」らしい。暴力をふるう人が出てきてからどうするか、ではなく、どちらかというと、暴力を選ばない人を育む社会とは…というところから考える、体質改善的というか東洋医学的アプローチ本?その明快さに納得いくような、いや人ってそんなスパッと割り切れる存在だっけと疑問に思うような。それにしても薬物への対処法を説くくだり、色々とドギモを抜かれました。訳がちょっと直訳くさいような?2011/06/11

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