出版社内容情報
競争に勝ち抜く能動性・創造力に一面化された学力や人材育成をめざす政策を批判的に検証し、対抗・挑戦する理論を提起する。
内容説明
新自由主義の下での人間支配に対抗、挑戦する教育の理論を探究する!
目次
はじめに―新自由主義に対抗する教育を考える
学力・人格と教育実践―子どもの変革的自己形成を起動させる
1 新自由主義と学力・人格(安倍内閣の教育改革の全体像と特質―現代把握と新自由主義教育政策の本質;学力と人格の関係を考える―新自由主義教育政策の本質と「資質・能力」規定;「学力」をどうとらえるか―学力論と学習論との交錯)
2 アクティブな学びと評価(「アクティブ・ラーニング」を考える;評価の「権力化」「肥大化」のメカニズムと人格への評価―「関心・意欲・態度」評価の問題性)
3 生きることと学力(「知識基盤社会論」批判―労働の未来像と能力・学力の価値について;学力と道徳性、主権者性―新自由主義と政治教育の関係を考える;「憲法改正論争事態」における学校教育の責務を考える―公教育の本質に立ち返って;学力の意味の喪失とその回復のすじ道―「あること」“to be”と「もつこと」“to have”の様式と学力)
著者等紹介
佐貫浩[サヌキヒロシ]
1946年兵庫県生まれ。法政大学名誉教授。教育科学研究会委員長。専門は、教育行政学、平和教育学、教育課程論、道徳教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きいち
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「変えようがないように見える社会を受け入れ、それに適合して自己責任で生きていく力と規範を身につけようとする道徳的訓練」に異をとなえ、子どもの主体性を引き出すアクティブな学びの可能性を理論的に追求。他者に勝つため自分を変えるベクトルではなく、状況を、世界を変えようというベクトルを、と。了解。◇で、どんな実践をすればいい?この提言に共感し、現場で授業に取り組もうとして工夫すればするほど、反対側から著者に批判されてしまうのでは?うーん、なんだか袋小路…。◇自分は、敵をギャフンと言わせない方向性を追求したいな。2020/08/11




