内容説明
憲法が息づく保育が日本中に実現すれば、社会は変わる!“質”をとことん追求する愛情いっぱいの園長と、保育のすごさに出くわしたお父さん弁護士が、“個人の尊厳”を手がかりとして保育⇔憲法を双方向に語りつくす。
目次
第1章 保育は「個人の尊厳」の実践だった(ぼくの発見;プロフェッショナルな保育とは;保育は憲法の実践;安倍政権の人間観;岐路に立つ保育実践)
第2章 保育を受ける権利は人権である(「お金がない」を言い訳にさせない;保育の現場はどうなっている?;貧弱な福祉政策がもたらしたもの)
第3章 保育から見える社会のすがた(今後もますます保育園は必要になる;保育の質とは結局なんなのか;人権にふさわしい「基準」とは)
第4章 思いきった政策転換を(政策についての補足)
著者等紹介
川口創[カワグチハジメ]
弁護士。1972年埼玉県生まれ。2004年2月イラク派兵差止訴訟を提訴、同弁護団事務局長として2008年に名古屋高裁で「航空自衛隊のイラクでの活動は憲法9条1項に違反」との画期的判決を得る
平松知子[ヒラマツトモコ]
名古屋市のけやきの木保育園園長。1961年静岡県生まれ。1983年より社会福祉法人熱田福祉会のぎく保育園に勤務。2007年名古屋市立則武保育園廃園民営化を受託開園した同法人けやきの木保育園園長に就任。全国保育団体連絡会副会長。名古屋大学大学院教育科学研究科博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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