内容説明
学力の本質を技術連関の系から掘り下げた理論的考察、公教育学習関係の作る「学力」の特質をその誕生・分配・使用の観測台から照らし出す社会的考察、そして人間形成の深層史にかんする人口動態誌の方法の3つの論稿を収録。各論稿の原型が書かれた同時代の回想を付記。
目次
第1部 学力の理論の考察(技術または道具とよばれてきたものの域;技術連関の系と人格の形成;すべての「形成」に占める位置;大衆の学力問題としての問い;回想の同時代―ある青春の肖像)
第2部 学力の社会科学(公教育学習過程の人間関係;公教育学習関係と学習一般;公教育学習過程に現れる子どもと子ども・親と教師の人間関係;公教育における学習関係と学力評価;学習条件の整備過程;子どもの学力の具体的形成過程;日本公教育の学力;学力の分配;回想の同時代2―平安の大道)
第3部 匿名の地平(人口動態誌(Demography)とはなにか
二つのつりがね型人口ピラミッド
つりがね型人口ピラミッドの明暗
回想の同時代3―フィリップ・アリエスの学生だった頃)
著者等紹介
中内敏夫[ナカウチトシオ]
1930年、高知県生まれ。京都大学、東京大学大学院卒。一橋大学名誉教授。教育学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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