内容説明
いま男性に必要なのは、父権よりも「パパ権」。働きすぎの企業文化、オヤジの居場所がない地域やPTA、根強いジェンダー意識―男の子育て参画をはばむ社会に対して、いまこそ「子どもを育てる権利」を宣言しよう。個性あふれる三人の父親が体験をもとに語りあう、「もうひとつの男の生き方」の提案。
目次
第1章 マーパーの薔薇色の日々(パパ権なんて…;マーパーの誕生 ほか)
第2章 子育て子育ちからまち育てへ(秋津コミュニティにみる「オヤジパワー」;子ども・学校を介して地域社会につながる)
第3章 「父親の子育て」が当たり前の社会へ(「父親の子育て権」を歴史から見る;「仕事第一」をやめると楽になる;家庭と仕事の両立社会をデザインする)
第4章 父親業をとことん楽しもう 鼎談(「男女共同参画」の理想はどこへ?;お父さんの「家庭内失業」 ほか)
著者等紹介
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県生まれ。日本テレビ勤務を経て98年『夏のロケット』(文藝春秋)で作家デビュー
岸裕司[キシユウジ]
1952年東京都生まれ。広告デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、秋津コミュニティ顧問、「学校と地域の融合教育研究会」(融合研)副会長
汐見稔幸[シオミトシユキ]
1947年大阪府生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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