日本の教育と企業社会―一元的能力主義と現代の教育=社会構造

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日本の教育と企業社会―一元的能力主義と現代の教育=社会構造

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784272410408
  • NDC分類 371.3
  • Cコード C3037

内容説明

現代の日本は異常な競争社会である。その中でも最も激しい場になっているのが、学校と企業である。しかも,この両者における競争には同質のものがある。いま教育が,とどまるところを知らない偏差値競争から抜け出すためにも、この競争の社会的根源を正面から把握する必要があるのではないか。

目次

序章 教育における1960年代の再検討
第1章 人的能力開発政策の視野と構造
第2章 多元的能力主義化の停滞と一元的能力主義への転換
第3章 70年代前半期の「教育と社会」の構造と論理
終章 「教育的価値」と教育学の社会的パースペクティブ
補論1 1970年代後半以降の青年の進路状況について
補論2 学校と労働市場をめぐる1980年代的矛盾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

20
1960年代〜70年代にかけての企業社会の成立の中で、日本の教育は国家の統制と国民のたたかいのせめぎ合いという図式だけではなく、労働市場とのかかわりで能力主義をはじめとした教育そのものを見る必要性を分析している。今でも通ずる鋭い指摘。学ぶところが多かった。2020/05/21

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