出版社内容情報
マリ・シュー[マリ シュー]
著・文・その他
イザベル・ムニョス[イザベル ムニョス]
イラスト
上田 勢子[ウエダ セイコ]
翻訳
別府 悦子[ベップ エツコ]
監修
著者等紹介
シュー,マリ[シュー,マリ] [Schuh,Mari]
児童書や雑誌のライター。アメリカ中西部在住。幼いころ台所で、シリアルの箱に書かれた字を読むのが好きだった少女マリは、数多くの低学年向けノンフィクションのライターになりました
ムニョス,イザベル[ムニョス,イザベル] [Mu〓oz,Isabel]
イラストレーター。スペイン在住。イザベルの夢は絵を描く仕事をすることでした。そして現在、何冊もの絵本の絵を描くイラストレーターになりました。スペイン北部の緑に囲まれた、小さなかわいい町のスタジオで仕事をしています
上田勢子[ウエダセイコ]
翻訳者。東京生まれ、アメリカ・カリフォルニア州在住
別府悦子[ベップエツコ]
1959年生まれ。東京学芸大学大学院連合学校博士課程修了。博士(教育学)。公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。現在、中部学院大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シフォン
28
ADHD(注意欠如多動症)は、中枢神経系になんらかの機能障害によるものといわれているが原因ははっきりしていないらしい。学齢期の子供の3~7%いるといわれているため少ないとはいえない障害なんですね。本書はADHDの主人公の目線で状況を語られているため、理解しやすく、児童書ではありますが大人が読んでも役立つものになっています。世の中にはいろいろな人がいて、お互いにそれぞれの人を理解して生活することが大切ですね。2024/11/26
anne@灯れ松明の火
26
ADHDとは、不注意、多動性、衝動性の3症状を主な特徴とする生まれつきの精神疾患。主人公のアナベルは、自分や友達がADHDだと理解し、治療も受けた上で学校生活を送っている。それでも、苦労することは多そうだ。とすると、本人、家族や教師がADHDだと気づかないでいると、迷惑なことばかりする子、と嫌われてしまうかも? 「もしかして」と思った時は、この本を差し出して、考えてもらうのも良いかも。そして、サブタイトルにあるように、「障害があってもいっしょ」という気持ちで関わってほしい。イザベル・ムニョス絵、上田勢子訳2024/08/31
ヒラP@ehon.gohon
19
働いている施設にもADHDの人はいるのですが、他の障がいを持っていなければ、せっかちで注意散漫な性格だと思われてしまいがちな障がいかも知れません。 でも、本人としてはコントロールが難しいことなので、理解とサポートが必要な障がいだと思います。 軽度のADHDの人は、社会の中に多くいそうなので、共生できるような取り組みが必要だと思います。2023/10/16
海(カイ)
7
【図書館・新刊棚】シリーズ2冊目。苦手なことがあっても、理解ある人がいてくれることを願う。2022/10/11
スパナ
2
アナベルはADHDのある女の子。この本はアナベルが友達に自己紹介をするように、ADHDの特徴を教えてくれる。落ち着きがなかったり、気が散りやすかったり、それって程度は様々だけど誰にでもある事だなって思った。色々な個性の人が一緒に暮らしているんだなって、この本を読んだ子どもたちにも感じてほしいですね。2023/01/03