目次
食べものは、かならずくさる
食べものは水と有機物でできている
「くさる」とは食べものが別の有機物に変化すること
くさるとくさいタンパク質
食べものをくさらせる原因は細菌
細菌がいなければくさらない―パスツールの発見
食べものをくさらせるもうひとつの原因―カビ
くさったものを食べたら、かならずおなかをこわす?
くさっていなくてもおなかをこわす―食中毒
くさっても食べられるもの
コウジカビによる発酵―米を甘酒に、大豆をみそに変える
酵母菌は糖をアルコールに、乳酸菌は糖を乳酸に変える
酸素も食べものをくさらせる
くさる、さびる、老化―みんな酸化現象
細菌やカビを殺し、酸素を取り除いて、くさらせない
細菌やカビをふやさない工夫―干もの・冷蔵・くんせい
生きている生物がくさらないわけ
皮ふに1兆個、腸には1000兆個の細菌がいる
もしも、細菌やカビがいなかったら
著者等紹介
山崎慶太[ヤマザキケイタ]
1958年生まれ、東邦大学理学部生物学科卒業、千葉大学大学院教育学研究科修了、教育学修士。和光中学高等学校教諭、科学教育研究協議会会員
大橋慶子[オオハシケイコ]
1981年生まれ、武蔵野美術大学卒業。イラストレーター、絵本作家として雑誌や書籍で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
食べものがくさるとはどういうことか、くさるとくさくなるわけ、おなかをこわすとは、などについて専門的ながらもわかりやすく丁寧に紹介している科学絵本。「腐敗」と「発酵」という言葉は知っていたが、その違いは食べることができるか(発酵)、食べることができないか(腐敗)と説明され、思わず納得。そして人の味覚や嗅覚は、からだに必要なものはおいしく感じ、有害なものはまずく感じるようにできているとのことで、うまくできているなあと感心した。2017/10/07
あちこ
1
12才の弟くん用に借りた本。幼く見える表紙だけど、幼児が読むには難しい。小学生高学年向けじゃないかなあ。腐るシステムを理解すると、それを阻止する役に立つ。2017/02/20