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目次
はじめに―関東大震災が町とくらしをかえた
関東で大きな地震があった
自由に描く、思ったとおりに書く
たのしい遠足と運動会
中学受験と将来の夢
日曜学校とクリスマス
本はおもしろい!
本は声をだして読む?
わらべ歌と唱歌と童謡
活動写真で人気の目玉の松
お父さんのたのしみと、ぼくのたのしみ
飛行機といろいろなあそび
節句と祝日
縁日と赤本
結核の療養には海水浴
家族でお出かけ
解説と資料
おわりに―戦争の時代へ
著者等紹介
加藤理[カトウオサム]
1961年生まれ。東京成徳大学子ども学部教授。日本子ども社会学会理事、BPO(放送倫理・番組向上機構)青少年委員会委員。日本児童文学学会二十五周年記念論文賞(1988年)、日本児童文学学会学会賞奨励賞(1997年)受賞
石井勉[イシイツトム]
1962年生まれ。画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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itokake
9
小学6年生の上田一夫くんが語り手となり、明治大正の暮らしを紹介する。父母や、祖父母の言葉も添えられ、それぞれの時代の目線が伝えられる。例えば、江戸時代に生まれたおじいさんは「本は正座して声を出して読むもの」という。当時、文字を読める人が少なかったので、誰かが声を出して読むのを集まって聞いた。明治生まれのお母さんが感動した歌は「五木の子守唄」。♪おどま盆ぎり盆ぎり~と子守奉公に出された娘たちが口ずさんだ歌で、終戦後ラジオを通して大流行。歌詞の意味を知り、涙ぐんでしまった。巻末に解説もあり歴史の理解が深まる。2022/01/25