目次
1 カミングアウトってなんだろう(カミングアウトするってどういうこと?;誇らしく、傷つきやすい心 ほか)
2 サラの場合(「そのうち忘れるさ」;「ふつう」になろうとしたけれど ほか)
3 エドの場合(クローゼットの中ですごした数十年;信仰と自分の気持ちのはざまで ほか)
4 サポートを求めよう(親たちの意識を変える;世代によってちがうLGBTの受容 ほか)
著者等紹介
ロディ,ロバート[ロディ,ロバート] [Rodi,Robert]
米国シカゴ在住の作家、ライター、パフォーマー。LGBTをテーマにした多くの物語や評論などを発信している
ロス,ローラ[ロス,ローラ] [Ross,Laura]
ライター、編集者。ニューヨークで30年以上にわたり出版にたずさわってきた
上田勢子[ウエダセイコ]
翻訳家。1979年より米国カリフォルニア州在住。現在まで約90冊の児童書・一般書の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
22
アメリカの子ども・若者向けに書かれたLGBTの権利に関する入門書。本書では、カミングアウトの重要性について書かれている。ゲイとレズビアンが抱える「情緒障害」は、「受容されない環境からくる疎外感」(同書19頁)によるものであり、性的指向を隠したままだとかえって「うつ」になりやすくなるという。もちろん、大人に打ち明けたときに拒絶されるというリスクも指摘しているが、差別を克服するための社会運動としてもカミングアウトは重要であるという。タメになった。シリーズになっているので、全巻読み終えたい。2022/09/12
timeturner
4
カミングアウトは国や環境によっては不可能な場合もあるかもしれない。単に「勇気を持ちましょう」じゃすまない場合に、どうしたらいいのか、もう少しつっこんで書いてあるといいのに。2017/04/15
Miki Shimizu
2
1巻をだいぶ前にかって、続きが出てたから購入。やっぱりなー、もとが英語やからか、出てくる例が全く共感できひん。知らんし!そんな人!みたいな。紹介されてるホームページも、英語版とか。翻訳する意味あるんかなー。日高先生がかいたやつじゃあかんのかー?2017/05/14
ybhkr
1
シリーズ二作目。まえがきは一冊目と同じ。カミングアウトをクローズアップ。以前、ゲイの牧師さんに会ったことがあるが反発はかなりのもののよう。信仰と性自認の問題はよくはなってきても過激派のようなひとはいなくならないのでは…と心配になる。これも少しずつ変わっていくしかないのだろう。カミングアウトをするリスク、カミングアウトをしないハイリスクという言葉はなかなか奥が深い。カミングアウトをした子供のための親の会など、家族の理解が進む傾向にあるのはうれしい。このシリーズの他の本も読んでみたい。2017/04/11
SK
0
243*トム・デイリーたんのかわいい写真が! カミングアウトのすゝめ。この巻は、様々な団体の宣伝っぽく感じる。アウティングについては、もっと批判されるべき。信仰との関わりが問われるのは、アメリカならではといったところか。あんまり、このシリーズは好きじゃないかなぁ。やはり、国が違えば事情も違うようだ。2017/08/16