内容説明
人間は、いつどうやって人間になったんだろうか。人間とサル、どこがちがうのか。
著者等紹介
河合雅雄[カワイマサオ]
1924年兵庫県篠山町生まれ。京都大学名誉教授、兵庫県立人と自然の博物館館長。京都大学霊長類研究所所長、日本モンキーセンター所長を歴任。1972年朝日賞、『人間の由来 上・下』(小学館)で毎日出版文化賞、『小さな博物誌』(筑摩書房)で産経児童出版文化賞
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道旭川市生まれ。絵本作家。1972年から25年間、旭川市旭山動物園飼育係として勤務する。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞、『はりねずみのプルプル』シリーズ(文渓堂)で赤い鳥さし絵賞、『ゴリラにっき』(小学館刊)で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
21
かつて、人間は道具を使う動物、文化を発明した動物、狩りをする動物等、様々に定義されてきたが、サルの研究が進むにつれ、人間特有とは言い切れなくなったという。では、「人間とは戦争する動物」と言えばどうだろう。2022/10/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
熱帯雨林から草原へ出たサルが、進化してやがて人間になり、社会を形成していく。動物学者の河合雅雄さんと、あべ弘士さんのタッグ。 このシリーズは「考える絵本」というだけあって、哲学的な感じで深い。2021/07/26
ひめぴょん
11
人間について進化をなぞりながら定義してみる本。最後に「この絵本を見て、ちょっとおかしいと思ったら、その時君は小さな科学者」と書かれていたのは印象的。これが正しい!と上から目線で語るのではなく、疑問を持つことの大切さも伝えてくれる。 疑問を持つ動物が人間。 サル類は樹上生活のため手が機用に使えるようになった。木から木へ跳び移るために両眼での立体視が発達した。熱帯雨林はサルの楽園だったが、人口増加という問題が発生した。そのため、一回に産む子の数は一頭、ゆっくり成長して出産年齢を遅くするなどの方向になり、母子の2025/06/24
ゴロチビ
5
人間というタイトルだけど霊長類研究家によるヒトと猿の違い、ヒトへの進化について書いてある本でした。意外に面白かった。しかしその内容よりも最後にあった「(戦争に行った友人が)中国では人に言えないような残酷なことをしたのに、田舎へ戻るとすごく善良なお百姓さんになりました。善と悪との二つの世界を、スウィッチを切り替えるように往き来する不思議さに、人間って何だろうと考えこみました。」という文章が印象に残りました。著者のように戦争を直接体験した世代の言葉には重みがある。人間の人間たる所以、って本当にあるんだろうか。2021/07/21
てぃうり
1
人間であることの原点を改めて教えてもらった。あべ弘士さんのいろんなおサルの絵がほのぼのするが、奥深い絵本。2017/03/21
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