化学の物語
酸素の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 61p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784272405718
  • NDC分類 K435
  • Cコード C8343

内容説明

火の正体は何か―それを知りたくて実験をくり返す科学者たち。試行錯誤を経て、やがて酸素・原子の発見に至るサイエンス・ドキュメンタリー。

目次

第1章 火を吐くドラゴン
第2章 酸素の発見(空気の発見;火と空気;まちがった方向へ)
第3章 燃焼のなぞ(水素と水;新しい元素)
第4章 空気中のドラゴン(化学は恋だ;家族のきずな;元素の周期表;火をあおる)
第5章 生命の火(細胞という燃焼炉;世界の中の酸素)

著者等紹介

フィッツジェラルド,カレン[フィッツジェラルド,カレン][Fitzgerald,Karen]
サイエンスライター。フランクリン・ワッツ社の編集者。『ザ・サイエンス』や『スペクトラム』など科学および技術関連誌の編集に携わる。『サイエンティフィック・アメリカン』『オムニ』『サイエンス・ワールド』など科学や技術の情報誌などに、記事を書いている。イリノイ大学で機械工学の学位を取得、ニューヨーク大学で科学および環境レポートの修士課程修了

竹内敬人[タケウチヨシト]
1934年生。東京大学教養学部教養学科卒業。同学大学院化学系研究科化学専門課程修士課程修了。理学博士。東京大学助手、助教授、教授を経て同大学名誉教授、神奈川大学理学部教授をへて同大学名誉教授。専門、化学、化学教育

原田佐和子[ハラダサワコ]
日本女子大学家政学部化学科卒。企業の研究所勤務の後、大学院で食物学を専攻。現在、小学生対象の「サイエンスくらぶ」などで科学あそびをしている。科学読物研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねっしー

4
化学の入門にピッタリな一冊。内容は、小学校高学年からだとちょうどよいかも。火と空気の歴史を追いながら、活躍した化学者とその考え方の紹介、そして酸素の発見。化学結合の話も「家族をつくる」例えで分かりやすい。酸素が鋼の溶接や切断に使われていることにオドロキ。たしかに、ふつうに切れないもんね…。2017/05/04

2時ママ

2
長女 小5 ひとり読み。2019/04/02

lovemys

0
面白かったです♪酸素の色々が分かって面白かったのもありますが、酸素をめぐり、色々と実験をしていた18世紀が面白かった!!酸素というものの存在を発見できていない世界、そんな世界を想像しながら実験に勤しむ人々の生活を覗く、そんな面白さがある本です。論文を書くのが遅かったから、発見者になれないとか、なんだかクスッとしてしまう(笑)つい先日のナンチャラ細胞の発見とか、色々と重なって考えてしまう。見えないものを発見するって、どんな感じなのか。今ないものを創造するって、どんな感じなのか。科学の面白さが詰まっているね2015/04/02

aki

0
元素中、もっともメジャーな「酸素」のあれこれを小中学生向けに紹介した本。酸素が他の元素と化合物をつくりやすい理由をようやく知った。酸素原子は8個の電子を持っており、原子核に近い内側に2個、外側に6個が回っている。外側は電子が8個になると「安定」する(「8個持ちたい」と常に思っている)。水素原子は電子を1個持っているので、水素電子2個が自分の電子を酸素電子の外側と共有すると、酸素原子は外側の電子が8個になり、「幸福」を感じる。水素原子2個、酸素原子1個が結合し、H2Oすなわち水となるわけだ。2011/04/25

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