内容説明
怒りをいつも抑えこんだり、反対に攻撃的に爆発させていると、心身の健康がおびやかされる。慢性的な怒りには専門家による治療が必要です。
目次
1 怒りってなに?
2 怒りの3つのタイプ
3 怒りのきっかけ
4 怒りの火を消す
5 話しあいで解決しよう
6 怒りとストレス
7 コントロールできない怒り
8 だれかが怒っているとき
著者等紹介
上田勢子[ウエダセイコ]
AM‐USA
汐見稔幸[シオミトシユキ]
東京大学大学院教育学研究科教授
田中千穂子[タナカチホコ]
東京大学大学院教育学研究科助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっちょむ
8
分かりやすいと思う。怒りの感情をコントロールできないのはやっぱり恥ずかしいな~と、、かあーとくるわたしは思う。。この本は10代が読むにはすごく分かりやすいとは思う。でもなぜか、読み終わったあと、怒ってる自分に罪悪感がもさーと残って、他の怒りのコントロール本のように、あまり前向きな気持ちになれなかった。。2015/02/28
てふてふ
5
とてもわかりやすい。が、実践は難しい。育児用に書かれたものではないからかもしれないけど。私、時間を置くっていうのが効かないんだよね・・・数分じゃ意味ないのか。むむむ。2017/08/17
なおっち
5
反抗期を迎える我が子対策に読み始めたけど、自分に置き換えて読み進めていることに気づいた。ついつい感情的に怒ってしまう時、理不尽さに悔し涙が出る程怒りに震える時など多々ある。知っておけば、怒りの感情を自分でコントロール出来るし、自分も楽でいられる。怒りのタイプ、怒りのきっかけ、怒りの鎮め方、解決方法、他人の怒りへの対処方…ととても分かりやすく順を追って書かれている。10代のみならず、ストレスフルな大人にこそオススメしたい。2015/07/01
牛歩
4
「10代のメンタルヘルス」というシリーズで、しかも60頁余りの薄い本だが、大人が読んでも得るものが多い。年をとればキレることは少なくなるものの、苛々とさせられることが減るわけではなく、むしろ増えるぐらいだ。そのときに、いかに自他共に傷つけずに対処するか。その要点が、きれいにまとめられている。既刊書のコピペで作ったような自己啓発本より、はるかに良本。/「怒りは燃料のようなものです。なにか前向きなことをなしとげるエネルギーに使いましょう。」(P31)2011/07/26
ちゃの
3
私は確実に怒りを抑え込むタイプ。記憶の限りで怒りを怒りとして発散した覚えがない。実際問題、この年までそんな風に育ってしまうとどうやって怒ったらいいか分からない。建設的に怒れるようになりたいが、なかなか難しそう。徐々に出来るようになりたい。2021/07/19