内容説明
わたしって何?人権って何?を考える。いじめで苦しんだり、じぶんを見失って悩んでいる子どもたちが、じぶんを見つめ、お互いを信頼しあえるために。教室で、サークルで、討論しながら学べる絵本。タイムマシンに乗って、世界と日本の人権の旅へ出発!小・中学生向。
目次
タイムトラベル人権号で出発!
パリへの民衆の行進―フランス革命
「自由の国」を求めて―アメリカの独立宣言
働く者に生きる権利を!―ロシア革命
服装にみる女性の人権
魔女といわれた人々
アメリカ先住民の悲劇
奴隷船に乗せられて
奴隷の解放、公民権運動
自由自治のはじまり〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
シリーズ全6巻。中学校で打ち合わせしていた時、人権について子ども達が分かりやすい本ってありますか?と聞かれ探した本。(私じゃなく司書さんに聞けば?と心の声 笑)そのものずばり人権の絵本!分かりやすいですがシリーズで読んでこそ、自分で考えることができると思います。4巻めは、世界の歴史から学んでいきます。たくさんの犠牲や努力で獲得してきたのですが、今なお教育を受けられない子ども、貧困に苦しむ子どもたちがいることを知って欲しいです。2020/02/09
あるちゃ
1
シリーズ5冊目。このシリーズの素晴らしいところは、一貫して分かりやすいところと、もっと深く知りたいと思わせる切り口だと思います。今回は、世界の歴史からみた人権です。様々な残酷且つ悲しい出来事があった故に人権は主張され、過酷な戦いの末に獲得されてきました。けどまだまだゴールは迎えていません。何故なら歴史は続いており、文明はこれからもどんどん進んで行くからです。国や社会は動き続けます。新しい局面にぶち当たったとき、正しい権利を主張することができるように、まだまだ考えて行動を起こしていかなくてはなりません。2011/05/01