内容説明
戦後世界をふり返ると、そこには息づまる激動のドラマがうずまいていた。いま「不透明の時代」という。とすれば、この40年、ともかくも世界戦争を阻止してきた人類の歩みの中にこそ、今後の展望を見出すべきだろう。21世紀への見通しを考えさせる1冊。
目次
はじめに―戦後世界史の特徴とその諸段階
第1期 冷戦時代〈1945‐1960〉(第2次世界大戦が終わって;アメリカ主導の世界資本主義体制の成立;西ヨーロッパの戦後復興;社会主義世界の拡大とスターリン批判;中国革命・朝鮮戦争と東アジア ほか)
第2期 「緊張緩和」〈1960‐1973〉(「緊張緩和」へ;キューバ革命とキューバ危機;植民地大陸からの解放と独立の苦悩;パレスチナ問題の全面展開とアラブ諸国体制の動揺;ベトナム解放闘争の勝利 ほか)