3・11と心の災害―福島にみるストレス症候群

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272360871
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0011

出版社内容情報

根こそぎ喪失という精神的な外傷体験に見舞われた被災者たちがかかえるストレス・トラウマ反応の実態を相馬の診療現場から伝える。津波と原発事故で土地も地域も家族・友人も…すべてを根こそぎ喪失し、精神的な外傷体験に見舞われた被災者たちは、それぞれの「心の傷」と格闘し苦しんできた。ストレス・トラウマ反応の深刻な実相を相馬の診療現場から伝える。

? 現地・相馬では
? 原発事故と避難の日々のこと
? 震災とは、個と集団と地域の人間関係の損壊
? いまも震災直後の衝撃と混乱が続く福島
? 避難とスティグマ
? 震災ストレス症状の予見と見立て
? ストレス・トラウマ反応とは何か
? 福島で見たストレス症候群
? トラウマによる否定的認知
? 震災トラウマを乗り越えるために


蟻塚 亮二[アリツカ リョウジ]
1947年生まれ、精神科医。元藤代健生病院院長(弘前)、2004年から沖縄の病院に勤務。原発事故後2013年より、福島県相馬市のメンタルクリニックなごみ院長。主な著書『うつ病を体験した精神科医の処方箋』『統合失調症とのつきあい方』『沖縄戦と心の傷』(大月書店)

須藤 康宏[ストウ ヤスヒロ]
1975年生まれ、臨床心理士、精神保健福祉士。仙台市精神保健福祉総合センター、県立宮城大学学生相談室、仙台市スクールカウンセラー、医療法人創究会小高赤坂病院(南相馬市、原発事故で避難、閉鎖中) 総合リハビリテーション部長を経て、原発事故後にメンタルクリニックなごみを開設、現在、副院長。

内容説明

被災地に広がる深刻なストレス・トラウマ反応の実相を相馬の診療現場から伝える。

目次

1 現地・相馬では
2 原発事故と避難、現実感のない現実
3 震災とは、個と集団と地域の人間関係の損壊
4 いまも震災直後の衝撃と混乱が続く福島
5 避難とスティグマ
6 震災ストレス症状の予診と見立て
7 ストレス・トラウマ反応とは何か
8 福島でみたストレス症候群
9 トラウマによる否定的認知
10 震災トラウマを乗り越えるために

著者等紹介

蟻塚亮二[アリツカリョウジ]
1947年生まれ、精神科医。元藤代健生病院院長(青森県弘前市)、2004年から沖縄の病院に勤務。原発事故後2013年より、福島県相馬市のメンタルクリニックなごみ院長。主な著書『沖縄戦と心の傷』(大月書店、2014年度沖縄タイムス出版文化賞受賞)など

須藤康宏[ストウヤスヒロ]
1975年生まれ、臨床心理士、精神保健福祉士。仙台市精神保健福祉総合センター、県立宮城大学学生相談室、仙台市スクールカウンセラー、医療法人創究会小高赤坂病院(南相馬市、原発事故で避難、閉鎖中)総合リハビリテーション部長を経て、原発事故後にメンタルクリニックなごみを開設、現在、副院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hideiz

3
3.11の震災や原発事故のその後のことを知るためにこの本を読んでみた。近畿圏にいると東北の話はあまり報道されていないように思う。震災や原発に限らずうつ病やストレスに悩む人は多いので、学問的見地から分析してあることに価値がある。沖縄の戦後のストレスと東北の今の人たちに共通点が多いことに驚いた。日本全体のために犠牲になっているのだから、おなじ目にあっているといえるのだろう。読み物としては面白くはないが、読んでよかった本。2016/10/17

三上 直樹

3
著者である蟻塚亮二先生から献本されたので、矢も楯もたまらず読了。被災者の心のケアのために沖縄から引っ越してかかわってきたことを、先生には珍しく克明に、なるべく冷静にまとめているのが伝わってきました。復興が進む野田村、野馬追いに集う全国の仲間の陰では、終わりの見えない現実と闘っている人たちがいるのを、忘れてはいけません。2016/07/26

カラ崎検査官

1
福島県の被災者方のトラウマ症状の特異性と、診断の仕方について。ルポ的な内容がメインかと思いきや、意外にも診断時のポイントや聞き方も書いてあって参考になります。2018/01/02

0
11年たった今も、仮設住宅から学校に通う子どもがいる。でも、当時小学生だった子どもで、今は子どもの未来を切り開いている教師もいる。被災地の学校に勤めるものとして、この本は本当に読んでよかった。「生きるということは、どこにおかれても生きるということだ。」もう、二度と同じような思いをする人々が一人でもいなくなってほしい。でも、自然災害の多い日本。だから、現状を知り、辛い記憶を植え付けられる人たちが、少しでも生きやすい世の中を作っていくしかない。それが、これから未来を切り開く子どもたちを教育する教員の努めだ。2022/06/18

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