出版社内容情報
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって進めてきたプロジェクトの成果の集成。第1巻では沖縄の伝統文化と表象の問題を検討する。
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクト「沖縄におけるジェンダーの理論化と学術的実践~沖縄ジェンダー学の創出」の成果の集成。第1巻では伝統文化を再考し、文学を中心とした表象の問題を扱う。
【著者紹介】
1967年生まれ。琉球大学国際沖縄研究所教授。専門はアメリカ文学、ジェンダー研究。著書に『〈故郷〉のトポロジー―場所と居場所の環境文学論』(水声社、2011年)、編著書に『沖縄・ハワイ コンタクト・ゾーンとしての島嶼』(共編、彩流社、2010年)など。
内容説明
琉球大学国際沖縄研究所が主体となって5年計画で進めてきたプロジェクトの成果を集成する全3巻シリーズ。第1巻では、沖縄の伝統文化とジェンダー研究の接点を探る。
目次
沖縄とジェンダー―伝統としての「祈り」
1(男系原理と女性の霊威;前近代琉球の家族・夫婦・親子をめぐる権力関係;琉球芸能における女形;琉球諸語のことわざの表現形式にみる女性;しまくとぅば意識と活動にみられる男女差)
2(近代と非近代のあいだ―石牟礼道子のまなざしの射程;抑圧された記憶の回帰―目取真俊の「魂込め」を読む)
3(「沖縄的身体」の所在―舞踏と文学における言葉の接点)
補論(台湾の植民地化と先住民女性の抵抗;インド女性の伝統と社会運動)
著者等紹介
喜納育江[キナイクエ]
1967年生まれ。琉球大学国際沖縄研究所教授。専攻はアメリカ文学、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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