ケア宣言―相互依存の政治へ

個数:
電子版価格
¥1,936
  • 電書あり

ケア宣言―相互依存の政治へ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 15時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272350483
  • NDC分類 364
  • Cコード C0036

出版社内容情報

コロナ禍は、ケア実践やケア労働の重要性と、それを疎かにしてきた社会のあり方をあらわにした。ケアの概念を手がかりに、家族、コミュニティ、国家、経済、そして世界と地球環境の危機を解明し、ケアに満ちた対案を構想する。

内容説明

コロナ禍は、ケア実践やケア労働の重要性と、それを疎かにしてきた社会のあり方をあらわにした。家族、コミュニティ、国家、経済、そして世界と地球環境の危機を解明し、ケアを中心に据えた対案を構想する。

目次

序章 ケアを顧みないことの支配
第1章 ケアに満ちた政治
第2章 ケアに満ちた親族関係
第3章 ケアに満ちたコミュニティ
第4章 ケアに満ちた国家
第5章 ケアに満ちた経済
第6章 世界へのケア

著者等紹介

岡野八代[オカノヤヨ]
1967年生まれ。同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授。専攻は西洋政治思想史、現代政治理論

冨岡薫[トミオカカオル]
1993年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻後期博士課程。国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター生命倫理・医事法研究部特任研究員。専攻はケアの倫理と生命倫理・研究倫理

武田宏子[タケダヒロコ]
1968年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科教授。専攻は政治社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

11
現代社会では、ケアを必要とする人に与えられず、ケアに従事する人は低い評価しか与えられない。資本主義的な価値観では、自立した強い人間が求められている。しかし実際には人は傷つきやすく、相互に依存している。それを認識し、負担を一部の人達に強いるのではなく、誰もがケアしあえるように支援する社会を作らなくてはならない。そのような「ユニバーサルケア」の観点から、家族、コミュニティ、国家、経済について代替案が提示される。ケアを行う家族的な関係はもっと多様であっていいし、民営化され商品化された共有物は取り戻すべきである。2021/09/05

koke

10
コロナ以降、文壇を席巻したケアというテーマ。ずっと分かるような分からないような気がしていた。ケアが大事…それは、そうだよなと。本書を読んでいる間ももやもやは続いていたが、解説まで読んで少し腑に落ちた。著者らがケアを語る文脈には、実は倫理と社会制度の二面がある。おまけに家族から国家、果ては地球までの階層がある。それらを自由に行き来して語るから、分かるような分からないような話になるわけだ。果たして倫理が先が、社会制度が先が。それは分からないが、懇切丁寧な解説と注だけでも本書には読む価値がある。2022/02/24

Bevel

5
それぞれ俗流の、ケアとマルクス(ないしポストケインジアン)を掛け算したもので、雑なものに雑なものをかけて、雑な見通しを出すという感じにどうしても見えてしまう。運動家が手当たり次第に材料を集めて書いてみたけど、俯瞰できてない、煮詰まっていないみたいな。才能のある人を盛り上げることはできるのかもしれないけど、やる気のない私は冷ややかな気持ちになる。たぶん私に宛てた本ではなかったのだろう。。2022/04/04

3
自分自身のケアも難しい状況で他人のケアは難しいというと(p7)や、富裕層が自分の行為能力に疑いをもたず、ケアしてくれることを支配している限り、依存は隠蔽される(p40)は、本当にそう。ここら辺を読んでいて、『99%のためのフェミニズム宣言』と似ている問題意識の本だと思った。レヴィナスやデリダよく見るので、概要であれ議論がまとめられていたのは良かった(p67)。 「無差別のケア」(p72)は再生産労働の不可視化との繋がり、バルネラビリティや障害の社会モデルとかも思い出した。訳者あとがきも良かった。2022/03/18

takao

2
ケアに満ちた社会へ 2023/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18133633
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。