出版社内容情報
戦後日本社会で批判的に語られてきた青少年「問題」の意味と変容を時代のなかに位置づけ、「社会」問題として俯瞰的に捉え直す。
【著者紹介】
横浜市立大学教授。1948年生まれ。現代日本社会論・文化社会学。主な著者に、『シャカイ系の想像力』(岩波書店、2011年)、『〈生きにくさ〉の根はどこにあるのか――格差社会と若者のいま』(前夜、2007年)、『若者たちに何が起こっているのか』(花伝社、2004年)、『思春期の危機を生きる子どもたち』(はるか書房、2001年)。
内容説明
戦後日本社会で批判的に語られてきた、青少年「問題」の意味とその変容を、時代のなかに位置づけ、「社会」問題として俯瞰的にとらえ直す。
目次
1 「問題」としての青少年(「問題青少年」の語られ方;太陽族という名づけと自己認知)
2 青少年問題の現代類型―始点としての七〇年代(青少年病理と教育荒廃言説;企業主義秩序下の職業的社会化とその矛盾 ほか)
3 日本型消費文化と社会式様式の変容(消費文化と青少年問題認識;消費社会化と生活・文化行動圏の変容 ほか)
4 社会化過程がはらむ矛盾と離脱の試み(自己を問題化する経路と様式;「なりたい自分」に近づくという課題 ほか)
終章 青少年問題を「社会」問題としてとらえ直す(青少年問題における日本版ジェントリフィケーション;迂回的社会化過程のポテンシャル)
著者等紹介
中西新太郎[ナカニシシンタロウ]
1948年生まれ。横浜市立大学教授。現代日本社会論・文化社会学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆう。
Takao
かじやん0514