内容説明
20世紀に大きく変化したフィンランドの性文化を、自叙伝をもとに科学的に分析した貴重な研究書。性をどう捉えるか、セクシュアリティがどのように形成されるか、男女の関係性がどう変化していったかなどを知ることは、社会や教育のあり方を考えるうえでも興味深い。
目次
研究資料と理論的背景
第1部 青少年期におけるセクシュアリティ(子ども期;青年期のセクシュアリティ)
第2部 関係性の異なるタイプにおける性的ライフスタイル(貞節な一夫一婦―永遠の愛;連続的な関係;探索状態;惰性的結合;並行的な関係)
第3部 セクシュアリティの記憶(喜びと苦しみ;セックスの重要性)
結論 変化する性行動と性的シナリオ
著者等紹介
ハーヴィオ‐マンニラ,エリナ[ハーヴィオマンニラ,エリナ][Haavio‐Mannila,Elina]
ヘルシンキ大学社会学部名誉教授、元社会学部長。1960年代から国内外のジェンダー、セクシュアリティ関係の研究、理論活動に参加
コントゥラ,オスモ[コントゥラ,オスモ][Kontula,Osmo]
フィンランド家族連盟人口研究所首席研究員、ヘルシンキ大学講師。フィンランド社会学会会長、性科学研究学会理事局員
ロトキルヒ,アンナ[ロトキルヒ,アンナ][Rotkirch,Anna]
ヘルシンキ大学社会政策学部講師。現在、ロシア、エストニア、フィンランドにおける性や生殖に関する健康についての研究を中心になって進めている
橋本紀子[ハシモトノリコ]
1945年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、女子栄養大学・大学院教授。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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