フィンランドにおける性的ライフスタイルの変容―3世代200の自分史による調査研究

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784272350223
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

内容説明

20世紀に大きく変化したフィンランドの性文化を、自叙伝をもとに科学的に分析した貴重な研究書。性をどう捉えるか、セクシュアリティがどのように形成されるか、男女の関係性がどう変化していったかなどを知ることは、社会や教育のあり方を考えるうえでも興味深い。

目次

研究資料と理論的背景
第1部 青少年期におけるセクシュアリティ(子ども期;青年期のセクシュアリティ)
第2部 関係性の異なるタイプにおける性的ライフスタイル(貞節な一夫一婦―永遠の愛;連続的な関係;探索状態;惰性的結合;並行的な関係)
第3部 セクシュアリティの記憶(喜びと苦しみ;セックスの重要性)
結論 変化する性行動と性的シナリオ

著者等紹介

ハーヴィオ‐マンニラ,エリナ[ハーヴィオマンニラ,エリナ][Haavio‐Mannila,Elina]
ヘルシンキ大学社会学部名誉教授、元社会学部長。1960年代から国内外のジェンダー、セクシュアリティ関係の研究、理論活動に参加

コントゥラ,オスモ[コントゥラ,オスモ][Kontula,Osmo]
フィンランド家族連盟人口研究所首席研究員、ヘルシンキ大学講師。フィンランド社会学会会長、性科学研究学会理事局員

ロトキルヒ,アンナ[ロトキルヒ,アンナ][Rotkirch,Anna]
ヘルシンキ大学社会政策学部講師。現在、ロシア、エストニア、フィンランドにおける性や生殖に関する健康についての研究を中心になって進めている

橋本紀子[ハシモトノリコ]
1945年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、女子栄養大学・大学院教授。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ワッピー

19
1992年にフィンランドで行われた性的自叙伝コンクールに寄せられた自叙伝をもとに、時代およびライフステージ、ジェンダーによっていかに性的体験が変化するかを分析した学術書。174のデータから、まず世代を第一世代(1917~36年生 性的抑圧)、第二世代(1937~56年生 性的革命)、第三世代(1957~73年生 ジェンダー平等)、一夫一婦制、連続的関係、探索状態、惰性的結合、並行的関係のライフコースに分けて分析。それぞれのケースに即した体験談が抜粋されて示されます。(続きます)2019/05/21

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