フェイクと憎悪―歪むメディアと民主主義

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フェイクと憎悪―歪むメディアと民主主義

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272330942
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「反日をあぶり出せ」と煽る新聞、沖縄ヘイト、日本礼賛の裏での外交的孤立…メディアの劣化にジャーナリストらが警鐘を鳴らす。

序章 いまメディアに何が起こっているのか …永田浩三



? 歪むメディア



1章 歪曲される沖縄の基地反対運動 …斉加尚代(MBS毎日放送ディレクター)

2章 関西テレビ界に蔓延る「チーム殉愛」の闇  …西岡研介(ノンフィクションライター)

3章 劣化する「保守」論壇誌と極右運動 …川端幹人(元『噂の眞相』副編集長)

4章 産経新聞による記者・メディアへのバッシング  …臺宏士(元毎日新聞記者)

5章 「歴史戦」がもたらしたものとその結末  …北野隆一(朝日新聞編集委員)

6章 ファクトがねじ曲げられる国際報道  …立岩陽一郎(「ニュースのタネ」編集長、ファクトチェック・イニシアティブ理事)



《特別インタビュー》バッシングされても、自分の疑問をまっすぐ問い続ける …望月衣塑子(東京新聞記者)



? 公正な言論空間とは



1章 「フェイク」と「ヘイト」のスパイラルに抗するには …古田大輔(BuzzFeed Japan編集長)

2章 「日本スゴイ」の幻想と現実 …香山リカ(精神科医、立教大学教授)

3章 書店員として「ヘイト本」と向きあう …福嶋聡(ジュンク堂書店難波店店長)

4章 差別・極右への対抗とメディア・NGOの社会的責任 …梁英聖(反レイシズム情報センターARIC代表)

5章 メディアの党派化と世論の分断 …辻大介(大阪大学准教授)?



おわりに …永田浩三

永田 浩三[ナガタ コウゾウ]
編集

目次

いまメディアに何が起こっているのか
1 歪むメディア(歪曲される沖縄の基地反対運動;関西テレビ界に蔓延る「チーム殉愛」の闇;劣化する「保守」論壇誌と極右運動;産経新聞による記者・メディアへのバッシング;「歴史戦」がもたらしたものとその結末 ほか)
特別インタビュー バッシングされても、自分の疑問をまっすぐ問い続ける(望月依塑子)
2 公正な言論空間とは(「フェイク」と「ヘイト」のスパイラルに抗するには;「日本スゴイ」の幻想と現実;書店員として「ヘイト本」と向きあう;差別・極右への対抗とメディア・NGOの社会的責任;メディアの党派化と世論の分断)

著者等紹介

永田浩三[ナガタコウゾウ]
武蔵大学社会学部教授(メディア社会学)。元NHKプロデューサー。「ETV2001」番組改変事件の当事者として証言。NHKを退職後、映画「60万回のトライ」共同プロデューサー、「表現の不自由展」共同代表、「言論の不自由展」代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

27
魯迅は言っている。筆で書いた噓は、血で書いた真実を隠すことはできないと。/いかに被害者の声に頼らないで、メディアは差別と極右の危険性を報道できるのか。被害者の声をメディアが取り上げる重要性は疑うまでもない。だが問題は、日本のメディアが、被害者の声に頼らなければ、ほとんど差別を批判できない点2018/06/24

冬佳彰

10
どーしよーもねえな、この国は、と思っちゃうな、こうした本を読んでいると。政権のほうは置いといて(置いておけねえが)、目先の利益で隣国を貶めたりする商売を「仕方ない」とする、○○○な心性などがね。こういう時に思い出すのは、『自分の仕事をつくる』(西村佳哲)に書かれていた、こういうレベルで良いだろうという心根で行われた仕事は、受け手も与える側も、ボディブローのようにじわじわと損なってゆく、という話だ。俺も会社員人生をほぼ一巡して、そう思う。だからヘイトを書店に置くロジックは、甘いと思ってしまう。日本的だな。2019/11/17

WaterDragon

5
とても良い本に出会いました。 なぜ、メーカー(一部の出版社や新聞社)は、フェイクやヘイトを発信するのか。 その答えは、「売れるから」あるいは「PVが稼げるから」といったある意味では〝単純な〟〝資本主義的な〟ものです(そして講読者はそれを拡散し、結果、社会が分断されるわけです)。 本書が指摘しているように、メディア(出版社も含め)がヘイトやフェイクにたいして、どういった構えで発信していくのかがとても重要だと感じます。 日本が、〝反レイシズム0.0〟の位置にあることに、憤りを感じます。2018/06/29

futomi

3
13人の書き手(インタビューを含む)が、フェイクニュース、ヘイトスピーチ、ジャーナリズムなどを考察する。学ぶことの多い読書だった。 驚いたことは232ページ 日本には、包括的な差別禁止条約がないということだ。「それは差別だ!」と批判する基準を持たないということで、「なんだかおかしいな、悔しいな」という思いが個人的な感覚の相違だと無視されてしまうことだ。 262ページ「ジャーナリズムは、声をあげられない人のた めにある」がとても心強い。2018/10/19

umeko_yoko

3
ものすごい考えすぎてめちゃくちゃ読むのに時間がかかりました。わたしの浅い知識や感覚で議論をする気はまったくありませんが、なんか最近の日本おかしいよね?というのが、この本を読んで「憎悪」に通じる気持ち悪さだったのかなと。 「正しいことをコツコツ訴えても数字が取れない」「刺激の強いものほど拡散される」「日本が間違ってなかったとするためには次の敵(中国・韓国)が必要だった」など、少し腑に落ちました。 最終的にはやはり「人としてどうか」、ただそれはあくまでも「自分にとって」であってもだけど、それしかないのかなと。2018/10/05

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