自然エネルギー革命をはじめよう―地域でつくるみんなの電力

高橋 真樹【著】

大月書店（2012/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 223p／高さ 19cm
• 商品コード 9784272330799
• NDC分類 501.6
• Cコード C0036

出版社内容情報

自治体や市民がとりくんでいる各地の自然エネルギー発電をルポ。資金、運営、エネルギー活用、売電…脱原発への希望の回路。

【著者紹介】
ノンフィクションライター、ゆっくり堂編集スタッフ。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。国際NGOスタッフとして核廃絶や難民支援などに取り組んできた。核実験直後の核被害を伝える『ノーモア・ヒバクシャ写真展』を主催。近著に『紛争、貧困、環境破壊をなくすために世界の子どもたちが語る20のヒント』（合同出版）、『観光コースでないハワイ』（高文研）、『カラー図解　ストップ原発?C　原発と私たちの選択』など。

目次

１章　地域でつくるみんなの電力（市民風車に風が吹く；「おひさまの町」からはじまる太陽光革命；「省エネ」という発電所）
２章　世界初！自然エネルギーによる災害支援（眠れる巨人、太陽熱の底ヂカラ；太陽光おじさん、走る；１００年の森をつくりたい）
３章　日本版「自然エネルギー革命」をはじめよう！（３・１１後の「エネルギー・デモクラシー」；次世代のためのローカルビジネス；地熱大国ニッポンの夜明け；市民電力会社をつくろう！）

著者等紹介

高橋真樹［タカハシマサキ］
ノンフィクションライター、編集者。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。放送大学非常勤講師。１９９６年～２０１０年まで、国際ＮＧＯスタッフとして世界６０カ国以上を訪れ、核廃絶や難民支援などに取り組んできた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[Olly]

地方のローカル電力の試みについて、電力に限らず熱供給も含めたエネルギー全体の話として総括。脱原発がきっかけになるも、エネルギー的な自立や素朴な視点からの効率化に発展していて面白い。太陽光発電よりもエネルギー収集効率に優れた太陽熱給湯器でイチゴハウスを暖めたり、地熱発電所の設置が抵抗を受けて進められないので源泉の熱を使って温泉発電を開発したりなど目新しい取り組みもあった。「永続地帯」なる言葉があり、食料とエネルギー自給率が共に100％超の地域を指す。自給できれば流通コストもかからず豊かに生活できそうだ。

2018/10/13

[たけし]

あっ君から借りた本。地域で活躍するローカルプレイヤーが数多く登場し、これまでの歴史的な反省点からも地道な地域イニシアチブ取得などの事例が多くあり、参考になった。大分県にあるNPO法人九州・自然エネルギー推進ネットワークに訪問してみたいと思った。

2016/08/15

[Takayuki Nishi]

第４の革命サミットでであった本。 地域活性のキーを市民電力とすることにより身のある社会とすることができるという考え方を色々な、実例を交えて教えてくれます。　大きな意味で、イノベーションシフトを建設業から電力とすることができるか？

2013/03/15