内容説明
きたないし、くさいしカビなんて大きらい!でもね、ちょっと聞いて…分解や発酵をおこなって自然の生態系を守っている。病気をなおすカビもいる。
目次
だからカビはきらわれる
あなたの近くにいるカビとその仲間たち
カビの好きなところは
どんどん増えるカビたち
カビの仲間・キノコ
林の中にひそむカビたち
水の中で生きるカビたち
フンの上に生えるカビたち
病気を引き起こすカビ毒
水虫ってカビなの?
病気を治すカビもいる!
発酵って何?
食生活を豊かにする発酵
カビ王国・日本から生まれたもの
変わりものの菌たち
環境を守るカビたちとは?
もしもカビたちがいなくなったら
著者等紹介
熊田薫[クマダカオル]
1955年、栃木県生まれ。名古屋大学理学部卒。医学博士(筑波大学)。法務博士(専門職・桐蔭横浜大学)。現在、つくば国際大学医療保健学部教授。日本細菌学会・日本微生物生態学会・日本公衆衛生学会・日本食品微生物学会所属。研究分野は微生物学、細菌学、公衆衛生学、食品学
粕谷亮美[カスヤリョウミ]
1959年、東京都生まれ。ライター。サンタポスト(宅配書店)主宰。ミニコミ「YA!!」編集人。都政新聞「NEWS TOKYO」記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喪中の雨巫女。
7
カビは薬にも食品にも大事だ。2010/10/16
G-dark
3
小学生にも読めそうなやさしい文章であるだけでなく、読み仮名まで振ってある本。菌糸から胞子が飛びでてその胞子から新たな菌糸が発芽して…というカビが増えるメカニズムや、出芽するか分裂するか条件によっては菌糸も作る…という酵母が増えるメカニズムなども、イラストで解説してくれています。カビの仲間である酵母菌には、日本人には欠かせない味噌・醤油・鰹節を作る際お世話になっているのだし、治療に役立つカビもいるのだし(漫画『JIN-仁-』で知名度がぐぐぐっとアップしたペニシリン)、菌類とはうまく共生していきたいですね。2013/09/01
ポムサ
0
イラストがかわいかった2011/02/16