小川政亮著作集〈6〉戦後の貧困層と公的扶助の権利

小川政亮著作集〈6〉戦後の貧困層と公的扶助の権利

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784272301768
  • NDC分類 364.08
  • Cコード C3336

目次

第1部 ボーダーライン層と生活保護行政(保護廃止世帯の創出と生活;あまりに貧弱な生活保護;生活保護行政と当局者の法意識;公的扶助過程における人権保障―保護記録の分析から;社会保障とプライバシー―公的扶助立法における秘密保持原則崩壊の危機;国際貧困根絶年―そして、豊島区母子餓死事件を契機に)
第2部 公的扶助の権利―保護請求権と争訟権(保護請求権と争訟権の成立;ドイツ公的扶助における保護請求権と賃金の関係;生活保護基準は社会保障給付水準や賃金水準とどういう関係があるか;「生活保護解体論」の意味するもの;公的扶助と被害者救済;付論 失業労働者保護―特に失業保険法運用の現状;林訴訟上告審意見書 人間の尊厳・平等の担保としての生存権―社会保障、特に公的扶助の権利を中心に)

著者等紹介

小川政亮[オガワマサアキ]
1920年東京に生まれる。1941年東京帝国大学法学部卒業。1942年軍隊(近衛歩兵、陸軍予備士官学校ほか)所属。1947年日本社会事業専門学校主事(のち教授)、日本社会事業協会社会事業研究所所員。1950年学制改革に伴い日本社会事業短期大学助教授。1958年学制改革に伴い日本社会事業大学助教授(のち教授)。1980年金沢大学法学部教授。1985年日本福祉大学社会福祉学部教授。1990年退職。1993年埼玉大学教育学部非常勤講師(2001年退職)。現在、日本社会事業大学名誉教授、全国老人福祉問題研究会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

15
著作集第6巻。この巻では、主に1960年代以降の貧困層の実態とその時代の生活保護の権利をめぐる問題と、公的扶助の保護請求権と争訟権の成立と展開を扱っています。小川先生の実証的な研究は、徹底して「人間らしく生きる権利」に基づいていると思いました。解題では、「被保護者という地位」を人生において起こりうる一つの状態として認めること。それが「人間の尊厳・平等の担保としての生存権」なんだと述べられ、今こそかみしめなければならないことだと述べられていました。2015/08/08

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