内容説明
現代アメリカ社会は、資本主義の「栄光」と悲惨さを映し出す格好の鏡である。
目次
帝国アメリカの内側
1 アメリカ社会の断層(1)経済格差と貧困(ウォルマート―超過搾取と収奪の帝国;貧しいアメリカ―ハリケーン「カトリーナ」が明るみに出した貧困と人種;アメリカ型企業社会の破綻―市場原理主義の行き着くところ)
2 アメリカ社会の断層(2)人種差別(交錯するアメリカの光と影―居住地の人種的分裂;ブラウン判決から五〇年―アメリカ社会の人種的分裂の現在;司馬遼太郎のアメリカ―アメリカは「自由と平等の国」か?;アメリカにおける自由と平等)
著者等紹介
大塚秀之[オオツカヒデユキ]
1940年生れ。一橋大学経済学部卒、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。神戸外大教授を経て、北海学園大学教授。専攻・アメリカ経済史・現代アメリカ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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