「法の番人」内閣法制局の矜持―解釈改憲が許されない理由

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272211081
  • NDC分類 317.21
  • Cコード C0031

出版社内容情報

9条の解釈変更=集団的自衛権容認は許されない!いま岐路に立つ内閣法制局の元長官が自ら語る、法制局の責務と立憲主義の危機。

憲法9条の解釈変更=集団的自衛権容認は許されない!長年にわたり政府の憲法解釈を担い、いま岐路に立たされる内閣法制局の元長官みずからがその内実と責務を語り、解釈改憲がもたらす立憲主義の破壊に強く警鐘を鳴らす。

はしがき――インタビューにあたって(川口創)
第1章 内閣法制局とはいかなる機関か
第2章 9条解釈と自衛隊海外派遣
第3章 集団的自衛権行使はなぜ認められないか
第4章 立憲主義を守る
あとがき(阪田雅裕)

【著者紹介】
1943年生まれ、弁護士。1966年大蔵省入省、国税庁などを経て92年より内閣法制局で第三部長、第一部長、法制次長などを歴任。小泉政権期の2004年から2006年まで第61代内閣法制局長官を務めた。現在、アンダーソン・毛利・友常法律事務所顧問。著書に『政府の憲法解釈』(有斐閣)。

内容説明

戦後60余年積み重ねられた憲法解釈の重みをもっとも知る人物が語る、立憲主義の要としての法制局の責務とその危機。全国民必読の書!

目次

第1章 内閣法制局とはいかなる機関か(労働組合との交渉で多くを学んだ;内閣法制局の組織と役割 ほか)
第2章 9条解釈と自衛隊海外派遣(湾岸戦争と「国際貢献」論、PKO法;日米新ガイドラインと周辺事態法 ほか)
第3章 集団的自衛権行使はなぜ認められないか(9条の定める「戦力」とは何か;自衛権の発動に必要な三つの要件 ほか)
第4章 立憲主義を守る(安倍政権と外務省人脈とのつながり;アメリカは集団的自衛権の解禁を要求しているのか ほか)

著者等紹介

阪田雅裕[サカタマサヒロ]
1943年生まれ、弁護士。1966年大蔵省入省、国税庁などを経て92年より内閣法制局で総務主幹、第三部長、第一部長、法制次長を歴任。小泉政権期の2004年から2006年まで第61代内閣法制局長官を務めた。現在、アンダーソン・毛利・友常法律事務所顧問

川口創[カワグチハジメ]
1972年生まれ、弁護士。名古屋第一法律事務所所属。日弁連憲法委員会副委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

27
集団的自衛権の問題というのは、武力行使をしますという議論なわけですから、もう明確に9条を逸脱する。阪田氏:そうです。だから、これまでの政府の憲法解釈を変えなければ不可能です(91頁)。自衛権発動の3要件 ①わが国に対する急迫不正の侵害があること ②これを排除する ために他の適当な手段がないこと ③必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと(130頁)。今後、 なんか逡巡としているうちに、どんどん事態が悪化して、二進も三進もいかなくなる事態だけは 避けなければならないと思う。 2015/05/15

coolflat

8
憲法解釈は理屈だと元内閣法制局長官阪田氏は言う。法律の議論とは理屈の問題であり論理としてどう考えているのかを法制局は言ってきたと言う。論理が頓珍漢であれば誰も相手にしないと。9条は「海外の武力行使ができない」という一点に尽きると言う。集団的自衛権行使は明確に9条を逸脱すると。現憲法下でもできるなら議論すら必要ないとさえ言う。歴史を積み重ね論理構築してきた憲法解釈は解釈改憲によって論理破綻する事になる。安倍政権によって壊された論理を法制局はどう構築し直し説明するのか。嘘や詭弁を使うのか。内閣法制局の矜持とは2014/06/29

koji

6
集団的自衛権を巡って国会が喧しい中、ドンピシャのタイミングで読みました。偶々本日(26年6月13日)の朝日新聞朝刊に、著者のコメントが載っていましたが、本書の語り口と違い、強い口調で自公を批判しているのは、おそらく記者の脚色が入っているのでしょう。本書を読む限り、著者のお人柄は論理的・自制的で温厚篤実な感じです。私は「法の支配」信奉者で、本書の主張には基本的に賛成ですが、反対の立場にも耳を傾けたいですね。次は石破さんですか。ところで不思議なのは、表紙の「矜持」とはしがきの「矜恃」、なぜ一緒じゃないのか。2014/06/13

ひとまろ

5
新規の法案に関してはモノ申すことはできても 既存の法律をどうこうする力はない2016/05/21

かじやん0514

3
できたてほやほやの新刊を読むことができた。SNSに感謝。内閣法制局に、官僚組織としてのエートスがきっちりあることが分かって安心した。有斐閣から出た『政府の憲法解釈』とセットで読むとなおよいだろう。2014/02/16

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