出版社内容情報
素朴な問いかけから平和と憲法を考える。大人から子どもまで、わかりやすいことばと逆転の発想で平和を考える。
内容説明
戦争できる国が普通?軍隊があれば安心ですか?逆説の問いかけを通して、世界の、日本の、意外な姿が見えてくる。
目次
1 でも、「普通」ってなんでしょう?
2 普通って「平均的」のこと?
3 普通って「あるべき姿」のこと?
4 普通って「アメリカ」のこと?
5 普通って「正常」のこと?
6 それとも、この案はどう?
7 普通って「常識」のこと?
8 あらためて、「普通」のすすめ
著者等紹介
ラミス,C.ダグラス[ラミス,C.ダグラス]
1936年サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学で政治思想を学ぶ。60年に海兵隊員として沖縄に駐留。80~2000年まで津田塾大学教授。現在は沖縄を拠点に執筆・講演活動など“平和を紡ぐ旅”を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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上野孝貴
1
〇近代国家の定義=正当な暴力の独占(課税、逮捕、抑留、法律規制) 〇軍隊を持たない国が25ほど。またアメリカやスペインなど、個人の意思で兵役につくことをしないですむことを認める法律をつくる国も増えている。世界の国々が気付きはじめたが、日本は半世紀以上前に気付いた。そんな中、20世紀の戦争常識(非常識な常識)に戻ろうと、逆流に日本は乗るのか。2021/01/23
Miki Shimizu
0
表紙の絵がかわいい!普通ってなんや?!戦争ができることか?!って大きな字で、簡単にわかりやすく書いてある。2014/12/23
なかちゅう
0
最初、「はじめに」を読んだとき、戦争肯定か?!と思って読むのをやめようと思った。だが、肯定の意見というものが、どういうものか知りたいと思って、あえて読み進めたら、どうやら違う。(ちょっと紛らわしかった)「普通」という言葉をどうとらえるか。そして、日本人が”無気力”になっていることへの考察など、あらたな視点をもらえた気がする。2014/12/04
FK
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わかりやすく手短にいわゆる「普通」の国を批判し、本当の意味での普通の国になろうと訴える。 2007/05/26
バムケロ
0
◯ 普通とはどんな事か。いろんな例があまり無理なく平和問題に繋がりわかりやすかった。これは中学生くらいからでもOK 6章にはあまりにも心を見透かされたようでちょっとぞっとする。本州に住んでいる人はほとんどそうなんじゃないかな。平和な日本であるべきだ、沖縄の基地はいらない、でもそう思っていても反対できる行動まではなかなかできない。まずは動くところからか。。自分は何ができるかな、いつになれば日本が普通の国になるのかな。2014/07/09