内容説明
ナショナリズムと市場原理主義ではなく、“トランスナショナルな市民社会”による正義にもとづくグローバル・ガバナンスを対抗軸として提示する。
目次
ナショナリズムの時代からグローバル・ガバナンスの時代へ
第1部 現代ナショナリズムの虚妄(ナショナリズムとしての自由主義史観―憲法理念か、現実主義か;ナショナリズムによる教科書づくり―「つくる会」による公民教科書を批判する;ナショナリズムと国民統合)
第2部 可能性としてのグローバリゼーション(可能性としてのグローバリゼーション―グローバリゼーションをどうみるか;グローバル化とイスラム・テロリズム;グローバル化の中の人権と民主主義 ほか)
第3部 胎動するグローバル・ガバナンス(胎動するグローバル・ガバナンス;正義論からみたグローバル・ガバナンス―環境問題を中心に;地球温暖化問題とグローバルな配分的正義 ほか)
著者等紹介
碓井敏正[ウスイトシマサ]
1946年、東京都生まれ。1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了。現在、京都橘女子大学文化政策学部教授。専攻、社会哲学・西洋哲学史・現代教育論
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