内容説明
アフガニスタンのユニセフ情報収集コンサルタントとしての経験をもつ国際ジャーナリストが、長年にわたる徹底した調査と裏付けをもとに政治・軍事・国際関係、とくにアメリカとの関係における大きなミステリーに挑む。これからの中東情勢を考えるうえでも必読の書。
目次
ナジブラ殺害
夜の町
神の戦士たち
浄化の使命
灰燼に帰す
ザヒル・オプション
国境の川
新しい首長国
毒ヘビの巣
忘却の祝宴〔ほか〕
著者等紹介
グリフィン,マイケル[グリフィン,マイケル][Griffin,Michael]
フリーランスのジャーナリスト。イギリス〈戦争と平和〉報道研究室アフガニスタン担当。アフガニスタン・ユニセフ・情報コンサルタント
伊藤力司[イトウリキジ]
ジャーナリスト。共同通信社外信部記者、編集委員、論説委員を務める
小原孝子[オハラタカコ]
エール・フランスを経て、2001年まで日本体育大学学長室国際部に勤務
渡植貞一郎[トノウエテイイチロウ]
東京反核医師の会運営委員
浜島高而[ハマシマタカジ]
共同通信社論説委員兼編集委員室次長
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感想・レビュー
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可兒
2
もう一度読みこんでみると、いささか直訳調。初版発行日を見るに、九・一一の影響で慌てて訳したものであろうか。西側文献のステレオタイプにはまるようなアフガン未開論もちらちら。それがイスラームの教えによるものかパシュトゥンの伝統によるものかは、議論されるべきところだと思う2012/07/21
ゆうろう
1
アフガン情勢を知るよすがとして手に取った。類書のアハメド・ラシッド著作本と比べ翻訳が小慣れておらず、かなり読みにくかった。誤訳(原著自身の誤記?)も目立ち、内容の信頼度にも疑問あり。特に1〜4章の訳が酷いが、他章も似たり寄ったりだ。章ごとに分担し4名で訳しているが、やはり監訳者が必要かな、と。訳者ごとに固有名詞のカタカナ表記が違うなんて、一冊の本ではあり得ない!原著が誤っているのなら、訳者(日本側=大月書店)側でそう「ことわり」を入れるべきだろうに。なお、巻末の年表は見易さはともかく、それなりに役立った。2021/11/19
可兒
0
ここ数日で急速に詰め込んだ知識をなぞる形で飛ばし読み。再読必須2009/12/10
の
0
アフガン戦争前史。2021/10/25
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
2001年12月にタリバン運動は消滅していることなっていながら、20年後にしっかりと存在感を示していることが不思議で手に取った本。誰もが知るウサマ ビンラディンの名と911事件、そしてアフガン戦争で話は終わっていたはず。歴史はスポットで見ても分からないと思い、歴史と地政学を合わせて知ることを選んだが奥が深い。アフガニスタン、パキスタン、アメリカ、ソ連等々の国々に今は中国も絡んでいる。未だ現在進行形の地域から目が離せない。2021/09/23
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