内容説明
日本の地方自治制度は、その出発点から、現代になお引きずる制度的欠陥をはらんでいたのではないか。本書は、さまざまな史資料を用いて、明治地方自治制度の創出過程を丹念に追い、現代につながる源流を明らかにする。
目次
第1章 幕藩体制下の地方自治
第2章 府県の創出
第3章 戸籍法と大区小区制の展開
第4章 地方民会
第5章 地租改正と地方
第6章 三新法の時代
第7章 三新法から市制町村制・府県制郡制へ
第8章 市制町村制の準備過程
第9章 市制町村制の制定過程
第10章 府県制郡制の制定過程