内容説明
この問題を避けて、20世紀の世界史は総括できない。「ソ連=国家資本主義」論の立場から大胆なアプローチ。
目次
第1部 ソ連の「社会主義」とは何であったか(「現存社会主義」は社会主義か;ソヴェト経済体制の性格規定とスターリン体制現出の諸成因;ソヴェト経済は社会主義計画経済であったか)
第2部 戦前・戦後のソヴェト国家資本主義論(マルクス経済学史としての「社会主義」論;戦後日本における国家資本主義論)
第3部 唯物史観と社会主義(労働の社会化とソヴェト国家資本主義;開発独裁の必要と史的唯物論;ソ連=国家資本主義論と唯物史観)