内容説明
国際的会計基準への対応によって混迷するわが国企業会計の現状を、会計制度、会計実務、会計理論を対象に分析し、その問題点を鋭くえぐり出す。科学的な現代会計研究の課題と展望を示す力作。
目次
第1部 近代会計・監査制度をめぐる諸状況(近代会計制度の構造と批判会計学;引当金制度をめぐる状況;近代監査と監査人の責任)
第2部 近代会計・監査制度と粉飾決算(証券会社の自己資本規制比率―粉飾決算を許容した自己資本規制;ゼネコンの経営危機と粉飾決算;わが国の会計・監査制度をめぐる問題状況)
第3部 国際的会計制度の枠組みと特質(株主価値と投資家分析;歴史的原価会計から公正価値会計への「パラダイム転換」)
著者等紹介
野中郁江[ノナカイクエ]
1952年、東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。明治大学大学院商学研究科博士課程中退。明治大学商学部教授。専攻は会計学、経営分析論
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