出版社内容情報
国債は国の借金であると同時に、確実に金利を受け取れる「おいしい」金融ビジネスでもある。その両側面とメカニズムを平易に解説。
【著者紹介】
群馬大学教育学部教授。商学博士。日本証券経済研究所、八戸大学を経て、現職。主な著書『99%のための経済学入門』、『これならわかる金融経済』、『金融自由化の経済学』(以上、大月書店)、『国債管理の構造分析』(日本経済評論社)、『現代経済システム論』(共著、日本経済評論社)ほか。
目次
第1章 国債ビジネスと政府債務危機(国債とは何か;政府保証の国債ビジネスの構図 ほか)
第2章 現代資本主義と国債市場(金融に支配された現代資本主義;国債はだれがもっているか ほか)
第3章 動員される日銀信用と国民の貯蓄(膨張する国債市場と国債管理政策の転換;日銀信用依存型の国債発行システム ほか)
第4章 グローバル化する政府債務の危機(金融危機から実体経済の危機へ―深刻化するグローバル恐慌;暴落する金融資産と深刻化する損失・不良債権 ほか)
第5章 一億総債務者と債務大国からの脱却(私たちはなぜ「借金人間」・債務者になるのか;「債務管理型国家」の構想 ほか)
著者等紹介
山田博文[ヤマダヒロフミ]
群馬大学教育学部教授。商学博士。1949年新潟県生まれ。中央大学大学院商学研究科博士課程満期退学(単位取得)。以後、(財)日本証券経済研究所、八戸大学を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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