出版社内容情報
農業・食料問題の歴史と「今」がわかる定番テキスト、『新版 農業問題入門』を全面改訂。TPPなどの最新状況も盛り込む。
【著者紹介】
1943年生まれ。農林水産省、横浜国立大学教授を経て、2008年度より大妻女子大学教授。著書に『TPP問題の新局面』(大月書店、2012年)、『地域農業の担い手群像』(農山漁村文化協会、2011年)、『反TPPの農業再建論』(筑波書房、2011年)ほか。
内容説明
農業・食料問題の歴史と「今」がわかる定番テキストの最新改訂版。
目次
第1部 農業・食料問題とは何か(農業とは何か;資本主義の農業・食料問題)
第2部 農業・食料問題の展開(戦後改革期の農業問題;高度経済成長期の農業問題;転換期の農業・食料問題;グローバル化と農業・食料問題)
第3部 今日の農業・食料問題(食料問題;農産物価格・直接支払い政策;農業構造問題;農業協同組合;都市と農村)
著者等紹介
田代洋一[タシロヨウイチ]
1943年千葉県生まれ。1966年東京教育大学文学部社会科学科卒。博士(経済学)。農林水産省、横浜国立大学経済学部・国際社会科学研究科を経て、2008年度より大妻女子大学社会情報学部教授、横浜国立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
5
そもそも本入門書は誰を対象にしているのだろうか。農業大学の新入生、それとも熟年農業従事者?これが率直な読後感。11章構成。「農業とはなにか」から始まり、戦後からグローバル化の現代まで時系列で資本主義の農業・食料問題、農業協同組合や都市・農村関係と多岐に渡りかなり網羅的。日本の食料自給率40%の低水準に危機感を抱き、社会問題と捉えるだけの素人には正直情報過多。何度も本著を閉じながらも頑張って読み進めたが、途中で食傷気味になり、後半は流し読み。しかも新幹線並みのスピードで。己の忍耐力の無さを嘆く。再読必要。2020/08/27
はなざわ
1
確かに農業・食料問題に関しては入門(とは言っても結構難しい)だが、中で扱ってる経済学はそこそこ応用的なので疲れた。かなり網羅的なので辞書的に使って行きたいかも。2014/06/12