マルクスに拠ってマルクスを編む―久留間鮫造と『マルクス経済学レキシコン』

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784272111046
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0033

内容説明

マルクスの厳密な解釈を基礎にした研究内容や方法において、わが国の経済学界に大きな影響を与えた久留間鮫造博士。彼はどのような人間であったのか。その仕事はどのようなものであったのか。晩年に精魂を傾けた『マルクス経済学レキシコン』というレンズを通して、その人となりと学問を浮きぼりにする。

目次

第1部 久留間鮫造の生涯と業績について(久留間先生と法政大学;経済学科から政治学科に移る;米騒動を見て住友をやめる;米騒動で生まれた大原社研へ ほか)
第2部 久留間鮫造と『マルクス経済学レキシコン』(『マルクス経済学レキシコン』をめぐって―編者久留間鮫造先生に聞く;久留間先生と『レキシコン』が出るまでのこと;『マルクス経済学レキシコン』の完結にあたって;『マルクス経済学レキシコン』と久留間先生)
第3部 『マルクス経済学レキシコン』の編集作業から(「恐慌1」をめぐって―各項目の意味と内容;資本の流通過程と恐慌;「「貨幣」篇への補足」について―ひとつの読み方)

著者等紹介

大谷禎之介[オオタニテイノスケ]
1934年東京都に生まれる。1957年立教大学経済学部卒業、大学院経済学研究科に進む。1962年東洋大学経済学部助手。同専任講師、助教授を経て1974年から法政大学経済学部教授。経済学博士。1992年から国際マルクス=エンゲルス財団編集委員。1998年から同財団日本MEGA編集委員会代表。2001年から経済理論学会代表幹事(2004年まで)
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感想・レビュー

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いのふみ

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経済理論の箇所は流してしまったが、著者が直接講義や指導を受けたことがないにもかかわらず、恩師・久留間氏のライフワークを熱心に編集の手伝いをしていたのは、師の人柄に惹かれ、師の研究が自身も専攻する経済学にとって重要だと感じたからだろう。それが決して情緒や感情に流れない冷静で客観的な筆から伝わってくる。2013/08/06

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