内容説明
金融の自由化・国際化にともない、金融業界は激動の時代に入った。いまや、世界ランキングの上位すべてを独占するに到った日本の大銀行と、財テクブームで急成長した大証券会社は、“バブル経済”が崩壊する中で、金利自由化・金融制度改革の大波をいかに乗り切ろうとしているか。本書は、本格化する金融戦争を前に、銀行の王者・住友銀行と、証券業界の覇者・野村証券を対決させる。
目次
はじめに バブル崩壊と金融新時代
第1章 「金融革命」と銀行・証券
第2章 住友銀行のトップバンクへの歩み―銀行合併の歴史
第3章 国際的な野村証券への道
第4章 金融再編の波にのった住友銀行
第5章 住友銀行のオンライン化と従業員の現状
第6章 独走を続ける野村証券
第7章 野村証券の「合理化」と従業員の現状
第8章 21世紀に向けた住友・野村の課題