著者等紹介
深澤俊[フカサワスグル]
東京大学文学部卒、同大学院修了。英文学者。茨城大学講師を経て中央大学法学部教授。中央大学人文科学研究所長。2005年同大学定年退職。現在、中央大学名誉教授。日本ハーディ協会顧問、日本オースティン協会会長、トマス・ハーディ協会(イギリス)副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソングライン
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19世紀半ばのイギリス、エグドン・ヒースに帰郷する青年クリム、パリで事業に成功した彼の目的は貧しい人々のための学校を造ること、そんな都会で洗練されたクリムに恋するユーステイシア。やがて結婚する二人ですが、ユーステイシアの過去の恋愛と上昇志向が二人の関係に亀裂が生み、起こってはならない悲劇を導きます。恋愛と結婚、親子の断交、言葉では言い表せない後悔、もう少しの寛容さえあればおこらなかったであろう悲劇をイギリスの荒野を舞台にドラマチックに描く長編です。読み応えあり、おすすめです。2020/10/31
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